公務員は新卒で入庁する人だけでなく、社会人を経て入庁する人もたくさんいます。
むしろ、新卒で公務員になる人よりも、中途採用の職員の数の方が多いのではないでしょうか。
ところで、公務員の退職金は勤続年数によってもらえる金額に差があることをご存知ですか?
本文では、
勤続年数別の退職金の額
について書いています。
本記事を読めば、たとえばあなたが公務員になったのが30歳だったとして、定年時にもらえる退職金がどれくらいかを知ることができます。
もくじ
勤続年数別の退職金の額
以前、当ブログでも紹介しましたが、公務員の退職金は「勤続年数」と「役職」によって算出されます。
たとえば、あなたが上限である35年以上勤め上げた場合と25年しか勤めていない場合では、退職金の額が大きく変わります。
ちなみに、本記事では定年まで勤めた場合の退職金について紹介していきますが、自己都合で辞めた際にもらえる退職金については以下の記事で紹介しています。
それでは話を戻して、公務員として働いた年数により、退職金がどれくらい変わるのか、勤続年数別の退職金の額を見ていきましょう。
ちなみに、「59歳で採用されて、1年働いて後に退職」というのはほぼ無いケースだと思いますが、一応算出できますので、勤続年数1年から上限である35年以上までの場合を全て公開していきます。
最終キャリア3級(主事、技師、保育士など)
勤続年数1年 | 36万2,000円 |
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勤続年数2年 | 54万3,000円 |
勤続年数3年 | 72万5,000円 |
勤続年数4年 | 90万6,000円 |
勤続年数5年 | 108万7,000円 |
勤続年数6年 | 131万4,000円 |
勤続年数7年 | 154万7,000円 |
勤続年数8年 | 179万8,000円 |
勤続年数9年 | 206万2,000円 |
勤続年数10年 | 293万2,000円 |
勤続年数11年 | 330万7,000円 |
勤続年数12年 | 369万7,000円 |
勤続年数13年 | 408万7,000円 |
勤続年数14年 | 451万8,000円 |
勤続年数15年 | 512万0,000円 |
勤続年数16年 | 574万4,000円 |
勤続年数17年 | 588万9,000円 |
勤続年数18年 | 654万2,000円 |
勤続年数19年 | 722万0,000円 |
勤続年数20年 | 848万7,000円 |
勤続年数21年 | 922万6,000円 |
勤続年数22年 | 996万1,000円 |
勤続年数23年 | 1070万7,000円 |
勤続年数24年 | 1150万8,000円 |
勤続年数25年 | 1237万6,000円 |
勤続年数26年 | 1299万4,000円 |
勤続年数27年 | 1358万7,000円 |
勤続年数28年 | 1410万4,000円 |
勤続年数29年 | 1459万8,000円 |
勤続年数30年 | 1508万9,000円 |
勤続年数31年 | 1575万2,000円 |
勤続年数32年 | 1640万0,000円 |
勤続年数33年 | 1704万6,000円 |
勤続年数34年 | 1769万7,000円 |
勤続年数35年以上 | 1812万9,000円 |
こちらは定年時の役職が「主事・技師・保育士」だった場合の退職金です。
新卒で入庁した場合が1812万9,000円、30歳で入庁した場合は1508万9,000円なので、8年の勤続年数の差で退職金は304万円の差が出ることになります。
ちなみに、公務員の退職金の全てが分かる「公務員の退職金まとめ」は以下の記事で書いています。
最終キャリア4級(係長、主任、主査など)
勤続年数26年 | 1445万2,000円 |
---|---|
勤続年数27年 | 1503万0,000円 |
勤続年数28年 | 1555万5,000円 |
勤続年数29年 | 1606万7,000円 |
勤続年数30年 | 1656万6,000円 |
勤続年数31年 | 1726万3,000円 |
勤続年数32年 | 1796万9,000円 |
勤続年数33年 | 1868万2,000円 |
勤続年数34年 | 1941万1,000円 |
勤続年数35年以上 | 1988万0,000円 |
係長、主任、主査といった役職になると、勤続年数が最低でも25年以上なければ到達できない役職なので、ここでは勤続年数26年以上からを算出しています。
最終キャリア5級(課長補佐、次長、主幹など)
勤続年数26年 | 1505万3,000円 |
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勤続年数27年 | 1562万8,000円 |
勤続年数28年 | 1620万5,000円 |
勤続年数29年 | 1673万8,000円 |
勤続年数30年 | 1726万4,000円 |
勤続年数31年 | 1800万3,000円 |
勤続年数32年 | 1874万5,000円 |
勤続年数33年 | 1948万5,000円 |
勤続年数34年 | 2024万0,000円 |
勤続年数35年以上 | 2072万5,000円 |
課長補佐、次長、主幹といった役職も、勤続年数が最低でも25年以上なければ到達できない役職なので、ここでは勤続年数26年以上からを算出しています。
最終キャリア6級(課長)
勤続年数26年 | 1594万6,000円 |
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勤続年数27年 | 1658万6,000円 |
勤続年数28年 | 1718万8,000円 |
勤続年数29年 | 1777万2,000円 |
勤続年数30年 | 1834万1,000円 |
勤続年数31年 | 1912万0,000円 |
勤続年数32年 | 1991万0,000円 |
勤続年数33年 | 2071万7,000円 |
勤続年数34年 | 2151万4,000円 |
勤続年数35年以上 | 2204万2,000円 |
課長クラスの役職となると最低でも30年以上の勤続年数がなければ、到達するのが難しいのですが、ここでは一応勤続年数26年以上からを算出しています。
最終キャリア7級(部長、局次長)
勤続年数31年 | 2033万0,000円 |
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勤続年数32年 | 2190万5,000円 |
勤続年数33年 | 2203万2,000円 |
勤続年数34年 | 2289万5,000円 |
勤続年数35年 | 2346万8,000円 |
部長、局次長クラスの役職となると、最低でも30年以上の勤続年数がなければ到達するのが難しいので、ここでは勤続年数31年以上からを算出しています。
最終キャリア8級(局長)
勤続年数31年 | 2221万7,000円 |
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勤続年数32年 | 2314万8,000円 |
勤続年数33年 | 2409万0,000円 |
勤続年数34年 | 2503万1,000円 |
勤続年数35年 | 2565万3,000円 |
局長クラスの役職となると、最低でも30年以上の勤続年数がなければ到達するのが難しいので、ここでは勤続年数31年以上からを算出しています。
ほぼ全ての自治体で局長が最高ランクの役職となってまして、その最高ランクに相応しい退職金の金額となっています。
定年前早期退職時の退職金
自己都合の退職ではなく、自治体側からの早期退職を受けた場合、退職金にプラス加算されて支給されます。
簡単に言うと、「早く辞めてくれたら退職金を色つけてあげるよ」といった感じです。
ちなみに、定年前早期退職の加算条件は以下の2点です。
- 定年前10年以内
- 勤続年数20年以上
上記2点の条件を満たしていれば、早期退職する年齢によって退職金が加算されます。
年齢 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 |
加算率% | 20 | 20 | 20 | 18 | 16 | 14 | 12 | 10 | 8 | 4 |
4級以上の役職だと実際はもっと退職金は多い
4級以上の役職となると、自治体によっては退職金も調整月額というものが存在します。
分かりにくいので簡単に説明すると、本記事で役職ごとに紹介してきた退職金よりも実際は10%くらい多くもらえますよ!というもの。
こういったことから、「公務員の退職金は民間企業に比べると多い」と言われるところだと思います。
では今回は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。