もくじ
面接官がこの質問をする意図

この質問の意図は、単に困難な経験を知りたいわけではありません。
面接官は以下のような点を確認したいのです。
- 困難な状況に対する向き合い方や行動パターン
- 問題解決能力と思考の柔軟さ
- 失敗や苦労から何を学び、次にどう活かしたか
- 公務員としての適性(ストレス耐性・協調性・改善意識)
なぜなら公務員の仕事には、住民対応や調整業務、突発的なトラブル、制度変更など壁となる場面が必ず発生します。
その際に逃げずにどう行動するのか。過去の行動から未来の働き方を推測するのがこの質問の意図です。
苦労して乗り越えた壁:模範回答例3つ

模範回答例①:部署異動による新業務への挑戦
前職で部署異動になり、全く未経験の財務部門に配属された際、会計知識も業務フローも分からず、最初はミスも多く自信を失っていました。
ですが、上司に相談し、業務終了後に基礎のテキストを読み返したり、わからない用語をメモして調べたりする中で徐々に全体像が掴めるようになりました。
3ヶ月後には月次資料の作成を1人で担当し、業務改善案も出せるようになった経験があります。
この経験から、知らない分野でも諦めず向き合い、地道に積み上げることの大切さを学びました。
模範回答例②:理不尽なクレーム対応での苦労
営業職時代、理不尽なクレーム対応に悩んだことがありました。
一方的な怒声や長時間拘束もあり、心が折れそうになりましたが、社内で同様の経験者にアドバイスを求め、相手の真意をくみ取るよう努めました。
単なる不満のはけ口でなく、業務改善への要望があると気づき、誠意ある対応を心掛けた結果、信頼関係を築き、むしろ継続取引に繋げることができました。
この経験で、相手の感情の奥にある本当の課題を見極める大切さを知りました。
模範回答例③:資格試験への挑戦と失敗の経験
公務員試験を目指す際、仕事と勉強の両立に苦しみました。
特に最初の試験では時間の使い方が下手で、筆記すら突破できず挫折も味わいました。
ですがその経験を振り返り、計画表の作成、勉強仲間との情報共有、苦手分野の早期克服を実行した結果、翌年合格することができました。
この経験を通じ、自分の弱点と向き合い改善し、地道に努力を継続する力を養うことができたと感じています。
壁というほどの出来事に会ったことがない場合の回答方法

大きな壁の経験がない方も、無理にドラマチックなエピソードを作る必要はありません。
大事なのは、小さな困難にどう向き合い、自分なりに工夫したかを伝えることです。
例えば・・・。
大きな壁と呼べる経験はありませんが、日常業務の中で繁忙期に複数案件が重なり、納期遅れの危機に直面したことがあります。
その際、優先順位を整理し、上司にも相談して一部業務を他の方に依頼し、自身も残業を活用しながら無事納期を守ることができました。
この経験で危機の際に冷静に状況整理し、周囲の力を借りる重要性を実感しました。
このように小さな出来事でも、
「課題発見→行動→結果→学び」の流れを伝えればOK。
むしろ身近な話の方が面接官も共感しやすいです。
まとめ:今まで苦労して乗り越えた壁

公務員試験の面接で「今まで苦労して乗り越えた壁はありますか?」と聞かれるのは、ストレス耐性・問題解決能力・学びの姿勢を確認するためです。
- 大きな壁の経験でなくても、小さな困難をどう工夫し、学びに繋げたかを整理する
- 模範回答例のように、「課題→行動→結果→学び」の流れを意識
- 面接官は「派手な経験談」より、「誠実な取り組み」を重視することを忘れずに
ぜひ今回の例を参考に、自分の経験を振り返り、等身大の言葉で準備してみてくださいね。
失敗の原因を事前に掴んでミスを回避しよう!
面接をコントロール出来れば試験は思いのまま!
自慢することが何もない人は今すぐ読んでください!
coming soon・・・