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建設会社の仕事(施工管理・現場監督)を辞めたいと思った5つの理由

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こんにちは!某政令指定都市で現役公務員として働いている赤ずきん(@akazukinkun2018)です。

中堅ゼネコンのとある建設会社に新卒で入社した私ですが、あまりの過酷さに1年足らずで会社を辞めました。

今でも建設会社で働いていた日々を思い出すと、ゾっとするくらいのブラックな記憶で一杯ですが・・・

 

本文では、

せっかく新卒で入った会社をなぜ辞めたいと思ったのか

その理由についてお話していきたいと思います。

 

嫌で嫌で毎日辞めたいと思っていたので理由はたくさんありますが、主に辞めたいと思った理由を5つにしぼって話していこうと思います。

私と同じように、現場監督(施工管理)の仕事をしていて日々ストレスで押し潰されそうになっている方が転職するきっかけになるように、

また、今から社会へ飛び出そうとしている大学生がブラック感満載の建設業界へ就職する前に業界の実態が少しでも分かればいいと願っています。

勤務地も職種も希望が通らなかった

私は親が地元で働けとあまりにうるさいので仕方なく地元の会社を探して就職活動し、なんとなく採用が決まった会社に就職しました。

その会社は地元に本社があり、支社は全国にある東証2部の建設会社でした。

仕事内容は土木の施工管理、いわゆる現場監督です。

 

「地元が本社の会社ならずっと地元で働けるだろう」と思っていたので入社した会社にも関わらず、なんと研修明けの5月1日からいきなり福岡支店に配属されたのでした。

現場監督という仕事は現場が自宅から通えるケースの方が稀(まれ)なので、異動のたびに引越しなんて当たり前なのですが、私は学生の頃は本社が地元なら転勤はないだろうと思い込んでいたんです。

なぜそのように自信満々に思っていたかと言うと、私の親も施工管理の仕事をしていたのですが、ほぼ家から通ってたので自分も実家から通えるものだと疑いもしませんでした。

 

そんな大きな勘違いからスタートした私の社会人生活はさっそく思い通りにいかない事のオンパレードでした。

地元希望だったにも関わらず福岡支社に飛ばされただけでなく、希望とする設計の仕事ではなく施工管理(現場監督)をやらされる事になりました。

 

私が設計の仕事がしたかったのは設計に興味があった訳ではなく、夏暑くて冬寒い現場の仕事なんてしたくなかったからです。

夏も冬もエアコンの効いた室内で図面を書く仕事がしたかったのですが、そんなやる気の無さが見透かされたのかどうかは解りませんが、私の希望は通る事なく現場監督としてキャリアがスタートする事になりました。

 

ちなみに、これから現場監督で働く人や大学で土木を学んでいる方に伝えたいことを以下の記事で書いていますので、合わせて読んでみてくださいね。

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1人暮らしが許されず上司と共同生活

さて、福岡での生活が始まるわけですが、まず最初に寮という名のボロい一軒家に住まわされました。

一軒家なので当然風呂もトイレも共同で、6DKの各部屋に一人ずつ住むといった具合でした。

大学時代は悠々自適な一人暮らしをしていた私にとっては、これだけでも精神的ダメージは計り知れないものでしたね。

 

そして1週間そのボロい寮に住まわされた後に、そこから離れた現場に配属されることになったので当然また引越しです。

「えっ!?もう引越し?福岡支店に来てすぐ現場に行く事決まってたんだからこの一週間の生活必要?いきなり現場で良くない?」

私の心の疑問なんてお構いなしに再び荷物をまとめて引越しです。

アディオス、ボロい寮・・・・・

 

1週間福岡支店で研修があった後にまた引越しすることになって、

「また引越しか・・・めんどくさいなぁ」と思ったものの、生きた心地のしないボロい寮とおさらば出来るのだけは嬉しく思いました。

しかし嬉しく思ったのも束の間、住居の不幸はこれで終わりではなかったんです

 

たった1週間ですがボロい寮での生活は他人との共同生活だったため、精神的にキツかったので次は1人暮らしをしようと思い、部長に聞いてみる事にしました。

赤ずきん
赤ずきん
現場の近くのワンルームを借りようと思うんですが、家賃補助っていくらくらい出るんですか?
上司
上司
えっ!?1人暮らし?新入社員がなに生意気言ってんだよ!
もう現場の近くにアパート用意してるからそこに荷物送っとけよ。

 

「新入社員だからという理由で1人暮らしを認めないなんて何て会社だ!」

と、そのありえなさに怒り心頭だった若き日の私ですが、「とりあえずボロい寮を脱出できるのでまぁいいか」という思いで、気持ち新たに現場近くのアパートへと車を走らせました。

そして、会社が事前に借りて用意したアパートに着いてガッカリすることに・・・

なんと現場近くの用意されたアパートはボロくはないものの、相変わらずの共同生活だったのです・・・

 

間取り3DKのアパートに3人で住むという、またもやツライ共同生活の始まりです。

上場企業ですら建設会社はこのような福利厚生ですからね。

上司と共同生活では家に帰ってもプライベートなんてあったもんじゃないので、これでは若手の社員が続かないのも無理はありません。

 

ちなみに、土木を学んでいたり、施工管理の仕事をしている人ほど公務員になるべきでして、そのような方が公務員になる方法は以下の記事で解説しています。

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1年弱で異動が4回という多さ

入社して初めての現場は1年は居れるんじゃないか、と上司に言われてたので「しばらく引越しはないのか!」と安心してたのも束の間、わずか数ヶ月で再び異動の辞令が言い渡されました。

どうやらその会社の新入社員は忙しい現場をたらい回しにされるそうです。

 

当時は今よりも断然世の中が不景気だったので、会社は存続のために安い工事でもいいので数をこなすという「薄利多売」でしのいでいました。

当然、抱える現場の数が多いので人手不足なのは言うまでもありませんが、不景気なので社員の数を必要以上に増やすことなんて出来ません。

したがって、フットワークの軽い新人をとにかく忙しい現場を転々とさせるという、新入社員からすると地獄のようなことが平然と行われていたのです。

 

そしてその後も何度か異動させられた後、季節は秋に突入していた時のことです。

次はどこだろう、福岡県内でまた引越しかなぁ、と思いながら次の移動先を言い渡されて愕然することに・・・!

「次の現場は沖縄だ。しかも本島ではない小さい離れ小島だから遊ぶ所もないし仕事に没頭出来るぞ!」

と言われた瞬間、

こんな次々と転勤させられる仕事なんてもうやってらんねぇ!」

と、その日アパートに帰って辞表を即効で書いたのでした。

 

こんな酷い会社なので今頃倒産しているかと思いきや、近年の地震や土砂災害などにより土木工事の仕事が大量に発生しているので潰れるどころかむしろ会社は儲かっているようです。

なんとも皮肉な話ですよね。

当時は「なんて会社に入ってしまったんだ」と、後悔したり腹を立てたり泣きたくなるなど、精神的にずいぶん消耗していました。

しかし異動でたらい回しにされたおかげで会社を辞める決心、そして公務員になる、という目標を早く持てたことは不幸中の幸いでした。

 

ちなみに、転勤の苦しみから逃れる方法については以下の記事で詳しく紹介していますので、転勤の多さに悩んでいる人は合わせて読んでみてくださいね。

仕事内容の過酷さに加え、残業100時間越えなんて当たり前

仕事内容の過酷さは挙げるとキリがないのですが、特にキツかったのは以下の事でした。

  1. 夏暑くて冬寒い(私は寒くなる前に辞めましたが)
  2. 現場まで遠いので朝が早くて帰りが遅い
  3. 月の残業100時間超えは当たり前
  4. ガラの悪い作業員たちに指示を出さないといけない
    (小指が無かったり入れ墨が入っていたり・・・)
  5. 土曜、祝日は仕事なので月に休みが4日しかない

ここまでの話で十分伝わったかと思いますが、現場監督(施工管理)という仕事はとにかく過酷さしかありません。

「地図に載る仕事はやりがいがあるだろう」なんて言われることがありますが、私はそんなことを感じたことは一度もありませんでした。

 

休みは少ない、毎日残業ばかりという過酷さに加え、小指が無かったり入れ墨が入ってる人に仕事の指示を出さないといけないというやりづらさ。

これってカタギの仕事をしていてなかなか経験することなんてないですよね(苦笑)

 

そして、朝5:30にアパートを出て、仕事から帰ってくるのが23:30という残業月100時間以上が毎月続くわけですから、普通の人なら辞めるか体を壊すかのどちらかです。

実際に私は体も精神もフラフラだったので、朝通勤時に車を運転していて居眠りで電柱に車をぶつける事故まで起こしました。

こんな仕事大学出てまでやる仕事じゃないし、到底私には続けられないと思い、1年ももたずに退職することになりました。

 

ちなみに、仕事を辞めることは「逃げ」だとか「恥」と思う人がいますが、決してそんなことはない!ということについて以下の記事で解説しています。

そもそも建設会社の仕事に興味も関心もない

施工管理の仕事をしていた父から半ば強引とも思えるようなレールを敷かれて、大学は土木工学科、就職は地元のゼネコンに入ったわけですが、

そもそも私は文系科目の方が得意だったので、高校・大学での数学や物理が嫌でたまらなかったし、土木なんて勉強したいと思った事は一度もありませんでした。

したがって仕事が続かなかったのも当然。

 

しかし、大学で土木を学んでいたというのが公務員になるにあたり非常に大きな武器になりました。

その事については、以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてくださいね。

まとめ

  1. そもそも施工管理をやりたくなかった
  2. 職場の上司と共同生活しなければならなかった
  3. とにかく異動の回数が多すぎた
  4. 残業が毎月100時間オーバー
  5. 土木、建築の仕事に興味がなかった

これらが、私が建設会社の仕事(施工管理・現場監督)を辞めたいと思った5つの理由でした。

 

本文を読んで、

  • 施工管理として働いてるけど、公務員になれるなら今の仕事を辞めたい
  • 大学で現在、土木・建築を学んでいるけど現場監督なんてしたくない

という人は、ぜひ公務員になるという選択肢を考えてみてはどうでしょうか?

土木を学んでいた人は公務員に採用されやすいので、公務員になりたいならそのアドバンテージを生かさない手はないんです!

 

現場監督の仕事が嫌で嫌でしかたないというあなた!

ぜひ私のように公務員になって、安定・安泰・身分の保証を手に入れて、給料面、そして休暇の面でも充実した生活を送りましょう!

 

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