こんにちは、赤ずきん(@akazukinkun2018)です。
某政令指定都市で働いており、公務員のキャリアは15年を超えました。
突然ですが、「公務員の給料は安定している」と言われていますが、毎年の昇給が7,000円なので、ぶっちゃけ若いうちは苦しいですよね。
最近、公務員の副業が話題になってきてますが、副業で月に1万円でも稼げたら少し気持ち的にもラクになれるんじゃないかなと。
本文では、
昇給の少ない公務員が、人生とお財布を豊かにする方法
について解説しています。
なお、「給料少なくてしんどいなぁ・・・」と悩んでいる方は、今後の人生でもお金に悩み続ける可能性が高いので、本記事を読みつつ参考にしてみていただけたらなと思います。
昇給の少ない公務員の未来はどうなる?
公務員の給料の増え方は以下の通りです。
- 現在基本給が18万円の人→10年後は26万5,000円
- 現在基本給が25万円の人→10年後は33万円6,000円
- 現在基本給が30万円の人→10年後は37万1,000円
公務員は昇給率が「3.5%」くらいなので、だいたい上記の感じ。
正直10年勤めても、劇的に月給は伸びないですね。
もちろん出世すればもう少し給料は伸びますが、その代わりに時間を失ったりストレスを抱えたりと・・・正直コスパは悪いです。
昇給は少ないし、税金はガッツリ引かれるし・・・それを穴埋めするために仕方なく残業して稼ごうとする人も多いですが、できることならしたくないですよね。
入った自治体で給料が決まります
給料については、どの自治体に就職するかによって大きく変わります。
たとえば、特別区は地域手当が20%なので、基本給が20万円だった場合、月給ベースは24万円になります。
一方、全国には地域手当がゼロという自治体もたくさんあるので、そんな所に就職すると、特別区と比べスタートラインから4万円も差がつくことになります。
自治体選びの時点で、給料はほぼ確定している
特別区なら地域手当が20%もあるのでいいですが、田舎の自治体とかだと・・・ぶっちゃけ給料は低いです。
これは予算上、仕方のないことでして、あなたがどんなに優秀だったとしても給料が劇的に増えることはありません。
出世すれば多少は上がると思いますが、公務員は基本的に年功序列なのでどんなに頑張っても30代で課長補佐になるのは無理ですね。
ちなみに公務員の給料の多い・少ないを左右する「地域手当」については、以下の記事で解説しています。
記事では、全国の自治体が何%の地域手当をもらっているかも紹介しています。
やりがいだけでいいの?
人によっては、「自治体に貢献できるなら、給料が低くてもいい」と言います。
たしかにそのような考え方も正論で、やりがいがあることは素晴らしいと思います。
しかしそれは多少綺麗事で、やはり給料は多い方がいいですし、お金がたくさんあって困ることはありませんからね。
また、今後はどんどんAIが公務員の職場にも導入されて仕事は劇的に効率化します。
そうなると、今の給料水準のまま定年まで働ける・・・なんてハッキリ言って甘いですね。
ちなみに、公務員はAIの導入でどうなるかについては、以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてくださいね。
昇給の少ない公務員は、自分の価値を上げるべき
公務員が収入を増やす方法は、具体的には下記の3パターンです。
- 出世する
- 転職する
- 副業で稼ぐ
では順番にみていきましょう。
①:出世する
現在の職場で給料を大幅に上げたいなら出世するしかありません。
公務員が出世するには
- 激務に耐えて働き続ける
- 上司に媚びを売る
- 圧倒的な仕事量をこなす
上記の感じです。
大切なのは若いうちからでして、30歳になる頃にはある程度出世コースに乗っているかどうかが分かります。
「総務課」や「人事課」に配属され、出先の機関ではなく本庁にずっといるとなれば、「出世コースに乗っている」となります。
要するに、出世するかどうかは若い頃の異動ルートでだいたい決まってきますよ、という話です。
よくある質問:「総務や人事じゃないけど出世できますか?」
こういった質問が届きそうですが、ぶっちゃけ「望みが薄い」です。
ハッキリ言って、ずっと出先の機関に異動させられてる人が偉くなるケースはほぼ無いです。
つまり、あなたが出世したいならまずはエリートコースの異動先に行かなくてはいけません。
そのためには以下のことを日頃から意識すべきです。
- 出世する人が誰かセンサーを働かせる
- 酒の席は最後まで付き合う
- 激務の部署で残業しまくる
こんな感じですね。
とはいえ、仮に出世できたとしてもそれは40歳くらいからなので、やはり若い間はどう頑張っても薄給なのは致し方なしです。
ちなみに、公務員の出世については、以下の記事で詳しく解説しています。
②:転職する
もしあなたの自治体が「地域手当がゼロ」なら、思い切って転職するのもアリです。
地域手当20%の特別区に入るべき!とまでは言いませんが、どうせ公務員として働くなら地域手当が10%台の政令指定都市で働くべきかなと。
なお、「公務員から公務員への転職は無理」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
事実、私の自治体でも、給料の安い市町村や郵政(民営化される前)あたりからの転職者は非常に多いですね。
地域手当ゼロの田舎の自治体なら転職すべき
公務員といえども、どうせ働くなら給料の良い都会で働く方がいいでしょう。
地域手当も高いですし、財政状況も健全で、残業代が支払われないといった可能性も低いと思います。
都会ということは企業も多いため、税収が多いから自治体の体力もある!といえますね。
ちなみに、後悔しない市役所選びについては、以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。
③:副業で稼ぐ
副業といっても、別の会社に雇われたり、コンビニでバイトするといった方法ではありません。
ていうか、そもそもそういった副業の仕方は公務員はまだ認められていないですからね。
副業とやる上で重要なのは「自分の価値を上げること」です。
自分の価値を上げるための副業とは
自分の「資産」が残る労働のことです。
具体的にはブログ(アフィリエイト)、もしくはYouTubeあたりがいいかなと思います。
ブログを1年続けたら、月に1万円なら誰でも稼げますので、「給料も昇給も少ない・・・」と嘆くよりも、黙ってブログを始めるべきです。
別にブログじゃなくてもOKでして、YouTubeでもココナラで自分のスキルを売ることも可能ですよ。
やってみて自分に合う方法で副収入をあげるのがいいと思います。
役所の昇給に期待するよりも、自分のスキルアップに期待すべきでして、そのためには「具体的な行動」が必要で、要するに「勉強・努力しましょう」ということです。
公務員がブログで副収入を得るための基本を学ぶ
公務員がWordPressでブログを始める方法
公務員がブログで何を発信すればいいかを解説
昇給が少ないという言い訳はやめるべき
記事のポイントをまとめます。
- 昇給が少ない公務員は、この先も給料は劇的に増えない
- 給料は自治体によって決まっているので、地域手当がゼロの自治体だと終わってる
- 昇給が少ないなら、出世する・転職する・副業するのどれかを選ぶべき
- 重要なのは自分の価値を上げることでして、できると収入が増えます
- 役所の昇給に期待するよりも、自分のスキルをアップすべき
ちなみに、給料や昇給が少ないことを居酒屋で愚痴っていても何も生産性はありません。
給料・昇給が少ないという愚痴=生産性がない
繰り返しますが、「給料・昇給が少ない・・・」と愚痴ったところで時間の無駄ですね。
- 何をすれば収入を増やせるか
- 収入を増やすにはどうすればいいか
上記の2点をとにかく考えてアイデアを出すべきでして、結論は「出世する・転職する・副業する」の3つのうちのどれかだと思います。
そしてすべてに共通しているのは、「自分の価値を上げる」という方法です。
自分の価値を上げつつ、人生とお財布は自力で豊かにしましょう。
やらない理由を探さずに行動してみるべき
最後に悲しいお知らせですが、このような記事を読んでも、おそらく90%の人が何も行動を起こしません。
行動を起こせば必ず結果は出るのですが、多くの人がスタートラインに立つことすらしません。
そして明日になればこの記事のことも忘れて、再び同僚と居酒屋で上司の愚痴・・・
これだとあなたの人生とお財布が豊かになることはありえないですね。
世の中には将来のために、今から副業のタネをまいている公務員の方は増えてきているので、あなたの周りの何もしていない人だけを見ていてもそれだと視野は広がりません。
今だったらSNSなどでも情報をインプットできますので、積極的に情報に触れ、行動しつつ新しい価値観を取り入れるのがいいかなと思います。
というわけで今回は以上です。
記事を読み終えたら、次の行動(出世する・転職する・副業する)を始めてみてくださいね。
公務員がブログで副収入を得るための基本を学ぶ
公務員がWordPressでブログを始める方法
公務員がブログで何を発信すればいいかを解説