公務員として10年以上働いている人の体験談ってあまり聞く機会ってないですよね?
また、新人時代の苦労から、どのように職場で生き抜いてきたのか。
これから公務員としてキャリアを積み上げていく若手職員からすると気になる情報だと思います。
今回はこれらの疑問について答えようと思います。
本文では
- 公務員として15年以上働いて思うこと
- 公務員として働くことで大切なこと
- 若手公務員へのメッセージ
について書いています。
ちなみに、私がどのような人間か詳しく知りたい方は、まずはプロフィールの記事を以下に貼っておきますので読んでみてください。
そもそも私は公務員の仕事がしたかったというわけではなく、「公務員って仕事ラクなんでしょ?」と思いから目指したのですが、そんな動機で始めた私でもキャリアが15年を超えました。
というわけで本記事では、公務員として15年以上働いてきた経験で学んだことを紹介しつつ、これから公務員として働く人へのアドバイスなどを書きました。
公務員として15年以上働いて思うこと
ぶっちゃけ慣れるとどうってことないですね。
ブラック企業で疲弊して、逃げ出すように公務員になった私ですが、もちろん最初の頃は公務員の仕事の楽さに驚きました。
そして同時に、民間企業ではあまり感じなかった人間関係の面倒くささだけは始めのうちはキツかったですね。
しかし、人間はナマケモノなので、今では仕事の楽さに慣れてしまい、公務員の仕事ですら「めんどくさい」と思うようになっています(苦笑)
そして精神的にもタフになり、多少の人間関係の煩わしさはスルーできるようになりました。
参考:私の現在のスペック
- 毎月の手取りは37万円くらい(各種手当含む)
- ボーナスは夏冬合わせて手取り100万円くらい
- まだ出世はしていない(出世欲もない)
- 子育て中で遊びにもなかなか行けない
- 夜中に自宅で出来るブログ運営が新しい趣味に
こんな感じです。
出世もまだしてないので仕事もゆるいですし、友達となかなか遊べないことを除けば理想的な生活ですね。
公務員のキャリアが10年を超える→色々と楽になる
世の中の大半の公務員がそうだと思いますが、職歴が10年を超えたあたりから楽になりますね。
10年もするとどこの部署に行っても後輩がいるので、「これで仕事以外の雑用から解放されて楽になるのか・・・」といった感じ。
なお、給料も30歳前後で昇級するので、月の給料が2万円くらい一気に上がります。
キャリアが10年を超える頃には余裕で年収が500万円を超えるので、今まで欲しかったけど買えなかった物を思い切って買えるようになります。
公務員のキャリアが15年を超える→仕事への関心がゼロに
もともと労働意欲がなかったのですが、さらに関心がなくなりました。
出世せずとも、職歴が15年を超えるとそこそこの給料を貰えるようになるので、ますます仕事への関心も出世欲もなくなりました。
あと、「お金よりも休みが欲しい・・・」と思うようになりましたね。
とくに子育て真っ最中だと飲みに行くことも遊びに行くことも出来なくなるので、お金は貯まる一方。
「楽しい」とか「やりがいがある」といった仕事とは程遠いですが、「楽な仕事をしたい」という若い頃の目標は達成できているので良かったかなと思っています。
給料下げられたらどうするの?
公務員の方のよくある悩みですが、今後AIの導入や人口減少により、給料が下げられたらどうしますか?
そうなったら、まぁ受け入れるしかないですね。
仮に民間企業で働いていても、AIや人口減少の影響は公務員以上に受けるでしょうから、その時は仕方ないですね。
しかし、おそらくその時代には公務員が副業するのが当たり前になっていると思っています。
「給料を下げられた分は別で稼げばいい」
私の発想は至ってシンプルです。
まあ、給料を下げられてもクビにならなければどうにかなるでしょう、と私はどちらかと言うと楽観的な感じですね(笑)
なお、今からお金を増やす種まきはしていて、株の投資とidecoとウェルスナビ(ロボアドバイザー)にお金を投入しています。
ウェルスナビは年利5%以上の成績を挙げてくれているので、銀行に預けるよりもはるかに率が良いのでありがたいですね。
公務員で投資初心者の方ほどウェルスナビはオススメでして、そのことについては以下の記事で詳しく実体験を交えながら解説しています。
公務員として働くことで大切なこと
- 給料が少ない
- 仕事が辛い
上記の2点で悩んでいる方に伝えたいことは、「もう少し辛抱してみましょう」ということです。
若い人にありがちな勘違い
公務員は給料が安いとか、仕事がいつになっても激務とかって話を聞きますが・・・それは勘違いです。
若いうちはどこも給料は低いですし、色々と仕事を振られるため仕事も辛くなりがちです。
実際に私も「楽そうだから」という理由で公務員になりましたが、最初の数年は思ってたよりも仕事が多いなと思うこともあったり、人間関係の面倒くささから「辞めたいな・・・」と思ったりもしました。
けど15年以上経った今では若手に仕事を振れる立場になりましたし、給料も特別高給ではないけど、そこそこ満足いく額は貰っています。
給料が安いなら副収入を得ればいい
私が若手だった頃は「副収入を得る」なんて思いつきもしませんし、ノウハウもありませんでした。
しかし今は誰でも簡単にパソコン1つあれば副収入を得られる時代なので、「給料が安い・・・」と悩んでいるなら自分の力で稼ぎましょう。
メルカリでの転売、ココナラでスキルをお金に変えるなど、世の中には色々な稼ぎ方がありますが、公務員にオススメなのがブログ(アフィリエイト)です。
公務員の情報を知りたがっている読者は世の中にたくさんいますので、その方に情報を発信することで副収入を得ることに繋がります。
「公務員が副業なんて・・・」という人もいますが、厳密に言うと「副業に当たらないこと」をしているだけなので、深く考えなくてOK。
興味があるならまずはやってみる!
これからの人生、このスタンスで生きていくことが大切ですね。
ちなみに、先ほど触れたココナラやブログといった副業については、以下の記事で詳しく解説しています。
公務員がブログで稼ぐ方法
公務員がブログ(アフィリエイト)で稼ぐ方法はとてもシンプルでして、「読者の知りたいことに適切な情報を発信+広告を貼る」だけです。
ちなみに、ブログの基本や始め方については以下に記事を貼っておきますね。
公務員がブログで副収入を得るための基本を学ぶ
公務員がWordPressでブログを始める方法
公務員がアフィリエイトで簡単に10万円稼ぐ方法
若手公務員へのメッセージ
公務員のキャリア15年以上の私から、若手公務員のあなたへ少しだけメッセージを・・・。
出世が全てではない
世の中には若いうちから「他人に負けたくない」といった競争意識の強い人がいるけど・・・ぶっちゃけ疲れますよ。
身もふたもない事を言うようですが、公務員は年功序列なので、必死に頑張ったところでさほど給料に差は出ませんからね。
のらりくらり働いて、出世しないけどそこそこ給料を貰ってる、という働き方の方が楽ですし、コスパは高いと思います。
ちなみに、公務員は真面目でバリバリ働く人ほど損をする世界なのですが、そのことについては以下の記事で詳しく解説しています。
婚活はなるべく早くすべき
私は趣味人間だったので、結婚は30歳を過ぎてからでした。
だからこそ経験上言えるのは、「婚活するならなるべく早くした方がいい」ということ。
私はたまたま30歳を過ぎて良い出会いがありましたが、婚活するなら若いうちから始めた方がいいのは間違いありません。
とくに女性は30歳を過ぎると圧倒的にモテなくなるので、自分に若さという武器があるうちに婚活するのは実は非常に大切なことなんです。
若いうちは気付かないでしょうが、20代はあっという間です。
学生の頃の時間感覚でいると、後で後悔することになりますよ。
仕事を頑張り過ぎない
これはあまり知られていない事実ですが、公務員は精神的に病んでしまい、長期療養を余儀なくされている人が意外といます。
実際に、私が働く部署でも昨年うつ病で離脱した人が出ました。
若い頃ってついつい頑張り過ぎるので、「もっと褒めて欲しい」とか「同期の誰よりも評価して欲しい」って思いますよね。
出世コースに乗りたいのなら若いうちから頑張らないといけないので止めませんが、公務員は出世したところでコスパが悪いですからね。
激務の部署をたらい回しにされたり、面倒くさい飲みに付き合うくらいなら、マイペースで働いた方が精神衛生上良いですね。
ちなみに、公務員が出世しようとして頑張っても稼げないという悲しい話については、以下の記事で解説しているので合わせて読んでみてくださいね。
まとめ
公務員として働くのに頑張り過ぎはあまり良くないです。
まずは、次のような働き方がオススメです。
公務員として理想的な働き方
- 若手時代:とりあえずじっと我慢する
- 6年目くらい:投資を始める
- 10年目くらい:結婚して子供がいる生活
- 中堅時代:給料も上がり、仕事もラクになる
こんな感じです。
最初の5、6年までがわりとしんどいので、ある程度我慢は必要ですね。
でも、そこを乗り越えれば後輩もできて仕事量が徐々に減りますので。
ただし注意点としては、バリバリ頑張って働いてると余計な仕事を押し付けられますし、その能力を買われて激務の部署ばかり異動させられることになります。
一生懸命働いても控えめに言って損しかないし、忙しい人はより忙しくなるという・・・まさに異常な世界ですよね。
若いうちは大変だと思いますが、「まずは無理しないこと」を第一にして、のらりくらり生きていく処世術を身につけることをオススメします。
というわけで今回以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。