公務員試験の面接官に、上手く自分をアピールする方法を知りたい。
面接のコツは「熱意と人柄を伝えること」だと過去の記事で読んだけど、そもそもどうやって伝えたらいいんだろう?
面接対策はしているけど、いまいち手応えを感じないので、しっかりと勉強して面接で落とされないようにしたい。
今回はこういった悩みを解決したいと思います。
本文では、
- 面接官に「自分」を伝える方法
- 面接官に「自分」を伝える手順
について解説しています。
この記事を書いている私は、公務員のキャリアが15年以上の某政令指定都市の中堅職員。
現在は後輩もだいぶ増えてきており、仕事量も減り、マイペースで日々働いています。
ではどうやって面接で自己PRしていくかというと、先ほどから触れている「あなたの熱意と人柄を伝える」ですが、
というのも、公務員試験において面接官は受験者の熱意と人柄が良いかどうかを合否の判断材料にしています。
本記事では、公務員試験の面接官に「自分を知ってもらうための方法」を書いていきます。
もくじ
面接官に「自分」を伝える方法
「自己PR=自分を知ってもらうこと」です。
自分を大きく見せることは不要です
面接試験では「よく思われたい」という一心から、ついつい自分を必要以上に大きくみせようとしてしまいがちです。
自己PRの方法
やる気・自治体にどう貢献できるか・そのためのあなたの強みは何か・・・などを明確にすること。
読んでみると「ふむふむ・・・なるほど。」という感じですが、実際に伝えようとすると「自分の強みが思い浮かばないんだけど・・・」という悩みにぶつかりがちです。
そして、あれこれ考えつつ、ネットやノウハウ本で自己PRの具体例を勉強しても「オリジナリティに欠けて面接官の心に響かない」という結果になるのはあるあるなんです。
たとえば、「部活(サークル)でリーダーシップを発揮しており、人をまとめることに長けている」とかって言っても、「えっ?その長所を役所でどうやって活かすの?」って感じなんですよね。
そもそも役所において新人が人をまとめる機会なんてまず無いですからね。
なので、こういった「ありきたりの自己PR」は捨て去ってOKです。
自分を伝える方法はジャパネットたかたが教えてくれた
ここで、まずはジャパネットたかたの社長である高田明さんの名言を見てください。
【もし、人前で話をするとき、緊張している自分に気が付いたら、「そうか。俺は今、『自分をよく見せよう』と思っているんだな。言いたいことを相手に伝えることが一番の目的なんだから、そんなに格好をつける必要はないだろう」って自分に話しかけてみてはどうでしょう。】
まさにこれが本質でして、相手(面接官)に自分を伝えるには「格好をつける必要なんてない」ということです。
自分を良く見せようと背伸びしたり、失敗したくない一心からありきたりの回答を用意したりしても・・・ぶっちゃけ面接官には響かないです。
伝えるべきは1つだけでして、「自分のやる気と強みを持って、自治体にどう貢献すべきか」ですね。
なので、「スラスラ話せないといけない」といったような事は考えなくても大丈夫です。
たとえ不器用でも、「自分という人間を精一杯知ってもらえるように頑張って伝える姿勢」こそが最も重要なテクニックだと言えます。
面接官に「自分」を伝える手順
面接官に「自分」を伝える手順は以下の通りです。
- 自分の強みを伝える
- 自治体の問題点を挙げる
- 問題解決のために自分の強みがどう活きるか
①:自分の強みを伝える
自分の強みを伝えるのは必須です。
「自分の強みを伝える=役所に貢献できる強みを伝える」なので、ただ単に「野球が上手です」みたいな長所は強みにはなりません。
自分の強みの選び方
以下の記事でも以前紹介していますが、自分の強みを知りたいなら『コンピテンシー診断』をまずやってみることをオススメします。
コンピテンシー診断なら、いくつかの質問に答えていくだけで「あなたが自分でも気がついていない特性」を診断してくれます。
あなたを客観的にみた強み、そしてその強みを言語化してくれるので、これなら面接で使えそうだな、という記述をいただいちゃえばOKです!
に最善の準備をして自信を持てるようにしておきましょう。
②:自治体の問題点を挙げる
次に調べるべきは「自治体の問題点」です。
その自治体が抱える問題点はググれば大抵出てきます。
たとえば「税収が少ない」という問題点があれば、その原因として挙げられるのは「観光名所のPRが足らない」や「外国人旅行者が少ない」とかが考えられます。
自分が受験する自治体については、最低限細かくリサーチしておくことは重要です。
③:問題解決のために自分の強みがどう活きるか
先ほどの問題点に対して、自分の強みを活かしてどう解決していけるかを伝えましょう。
具体的には、次のような感じです。
自治体が税収の少なさに悩んでいるなら、外国人観光客をもっと増やすべき。
そのためには英語が得意な私のスキルは必ず役に立てるはずです。
または、
自治体が税収の少なさに悩んでいるなら、観光名所のPRをもっとすべき。
そのためにはWEBでのPRをもっとすすめるべきで、私のWEBマーケティングの知識は必ず役に立てるはずです。
上記の感じです。
なお、本当に実現できるかどうかは二の次でして、要するに面接官に「この人は自治体に貢献してくれそうな感じがする」と思わせれたらそれでOKです。
自分の強みが決まれば、自己PRの構成を考えるだけ
先ほどの例だと、「自分の強みは英語が得意」→「自治体の問題点は税収の減少」→「税収を増やすには観光客を増やすこと」→「私の英語力は必ず役に立つ」という流れです。
強みが明確だと、自治体に貢献できることを伝える際に説得力を持たせることができると思います。
自己PRの組み立ての「答え合わせ」をする方法
「自己PRが完成したぞ」と思っても、それが正しく組み立てられているのかを確認しなければいけません。
面接のプロに確認してもらいましょう
あなたの自己PRの内容や、話す姿勢や口調などを確認してもらうには面接のプロに見てもらう他ありません。
ここでは有料の方法、そして無料で行える面接対策について紹介していきます。
- 有料:公務員予備校の講師に見てもらう
- 無料:Amazon Audibleを利用する
有料:公務員予備校の講師に見てもらう
公務員予備校を利用して、面接対策をしてもらうのが最も効率的で間違いのない方法です。
もちろん公務員予備校を利用するにはお金がかかるので、「そんなお金ない・・・」という方には難しいというのも分かります。
そのような方のために、関東にお住まいの方限定の方法ではありますが、無料で面接対策できる方法を以下で紹介します。
無料:Amazon Audibleを利用する
面接対策を対面でしてもらうことは出来ませんが、amazonのAudible(オーディブル)を利用して、『公務員試験・「面接のルール」』を視聴すれば、公務員試験の面接を受ける人が知っておくべき情報が分かります。
まとめ
- 自己PRするときに格好をつけようとして見栄を張らない
- 面接官に伝えるのは「熱意と人柄」
- あなたの強みを自治体にどう貢献するかまでを考えておく
公務員試験の面接で自分を伝える方法についてまとめてみました。
繰り返しますが、大事なことは上記の3点です。
自分の強みをまだ「これだ!」と決めかねている方は、ぜひパーソナリティ診断をしてあなたの強みを明確にすることから始めてみましょう。
そして、しっかりと自己PRを組み立てて、面接官に熱意と人柄を伝えられるようになりましょう。
に最善の準備をして自信を持てるようにしておきましょう。
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