高校や大学の受験勉強をこれまでに経験している方がほとんどだと思いますが、公務員試験の勉強の事となると・・・
下記のように思っている方が多いのではないでしょうか。
- やることが多すぎて何から手をつけていいかわからない
- 本当にこれが効率の良いやり方なのか不安になってくる
- 公務員試験の勉強のコツがあるなら知りたい
- 数ある問題集の中でどれを買えばいいの?
やる気はあるんだけど何から始めていいかサッパリ分からない・・・という方のために、
本文では、
公務員試験の勉強で、最初にやるべきは数的処理である理由
について解説しています。
結論から言いますと、数的処理だけで全体の2~3割は出題されるので「絶対に落とせない科目だから」ですが、それについて掘り下げて解説していきたいと思います。
公務員試験で出題される科目と問題数
まず最初に、あなたは公務員試験にはどのような問題が出題されるかご存知ですか?
公務員試験の内容は大きく分けて、以下の2つです。
- 自治体などの行政職の場合は「一般教養試験」と「専門試験」
- 警察や消防などは「一般教養試験」のみ
つまり公務員試験において「一般教養試験」はどの職種であっても必ず実施されるので、避けては通れない試験となっています。
教養試験で出題される科目と問題数
一般教養試験において出題される科目と問題数は以下の通りです。
※自治体によっては出題科目・問題数が微妙に異なる場合もありますので、詳細は自治体に実際に確認してみてください。
あまりの科目数の多さに絶望した方もいるかもですが・・・
これが公務員試験のリアルです。
なお、朗報ですがこれらの科目を全て勉強しなくても公務員試験には合格できます。
どういうことかと言いますと、勉強範囲が広く大変な割りに1問しか出題されない科目は勉強せず、数的処理や文章理解といった出題数の多い科目から勉強するといった方法です。
このように、公務員試験には勉強しなくてもいい科目、いわゆる「捨て科目」というものが存在するのですが、それについては以下の記事で解説しています。
数的処理から勉強を始めた方がいい理由
まずは「勉強しなくてはならない科目」、そしてその中でも優先順位の高い科目があります。
というのも、優先順位の高い科目から始めることで効率よく勉強する事ができます。
なお、公務員試験を有利に進めるためには、効率よく勉強することは必要不可欠です。
さきほども触れましたが、勉強すべき科目の中で最優先、そして最重要な科目は「数的処理」です。
ちなみに数的処理とは、数的推理・判断推理・資料解釈という3つの科目からなる数学のような問題で、その中でも特に重要なのが「数的推理」と「判断推理」です。
そして、数的処理を最優先に勉強する理由は以下の通りです。
- 試験で出題される問題数が多い
- 数的処理が苦手な人が多いので差をつけやすい
- 日本史や世界史ほど出題範囲が広くない
①:試験で出題される問題数が多い
冒頭でも触れましたが、数的処理は公務員試験の中で最も出題数が多いので、試験に合格したければ必ず得点源にしなければいけません。
市役所などの自治体の試験の場合、試験問題は40問ありますが数的処理だけで全体の20~30%を占めます。
ということは、数的処理を得意にすればそれだけで全体の20~30%の点が取れるというわけです。
しかし数的処理が解けなければ2割以上の点を失うことになるので、ぶっちゃけ数的処理で点が取れないと合格のはしんどいですね。
②:数的処理が苦手な人が多いので差をつけやすい
数的処理は重要にも関わらず、実は苦手な人が多いというのをご存知ですか?
なぜなら、一般的に理系より文系の人口の方が多いからです。
当たり前の話ですが、文系の人は基本的に数学を苦手としています。
ですから、数学のような問題である数的処理で点を稼げると、他者に差をつけることが出来、一気に有利になるんです。
③:日本史や世界史ほど出題範囲が広くない
たとえば日本史の勉強をするとなると「縄文時代」から「第2次世界大戦」あたりまでといった、かなり広い範囲を勉強しなければなりませんが・・・
数的処理は基本的に問題のパターンがありますので、問題集3冊くらいこなせば「傾向と対策」が分かります。
なので、勉強時間が他の科目よりも少なくて済むわりに出題数が多いので、控えめに言っても「コスパがいい」ですね。
ちなみに、公務員試験で出題される数的処理の問題や難易度が知りたい方は、以下の記事で問題を掲載していますので解いてみましょう。
数的処理の勉強のコツ
数的処理は数学のような問題と言いましたが、微分や積分などの難しい問題は出題されません。
高校入試程度の数学が解ける知識があれば、誰でも解ける問題ばかりです。
しかし文系の方からすると高校入試レベルの数学であっても苦手でしょうから、勉強するのが億劫(おっくう)だったりしますよね。
そもそも高校入試の数学が簡単に解ける人が多いのであれば、文系と理系の人口差はここまで生まれないですからね。
数的処理が驚くほど簡単に解けるようになる思考
数的処理が苦手な人に多いのが、「数的処理はひらめき系の理系脳じゃないと解けない」と思い込んでる所です。
確かに数学は英語や社会と違い暗記科目ではないので、センスみたいなモノも必要になりますが・・・
しかし、数的処理を解くにはセンスや理系脳といった大げさなモノがなくても誰でも簡単に解けます。
数的処理は難しい微分や積分のような難易度の高い問題は出題されません。
ですから、まずは「数的処理=難しい」という苦手意識を捨ててください。
数的処理はパターンを覚えて解く
数的処理の問題にはいくつかのパターンがあります。
なので、数的処理が苦手な人は「数的処理=暗記科目」というように考えて勉強してみましょう。
実際、私も本来文系だったので数学が苦手でした。
しかし、「数学も物理も暗記科目だ」ということに気付いてからは一気に点を取れるようになりました。
もちろん数的処理も同様なので、暗記科目として捉えると圧倒的に正解率が上がります。
ちなみに、数的処理が苦手な人でも簡単に解けるようになる方法については、以下の記事で紹介していますので合わせて読んでみてくださいね。
数的処理の問題集はこれを買えば間違いない
公務員試験のための参考書や問題集は各出版社から数えきれない程出ています。
最初の1冊にどれを買えばいいか悩んでしまっている方もたくさんいるのではないでしょうか?
「買ったはいいけどあまり良くなかった・・・」というように、お金を無駄にしない為にも問題集選びは失敗したくないですよね。
選んで損しない、数的処理の問題集
結論から言うと、以下の通りです。
ちなみに、上記の問題集がどういった理由でオススメなのかは以下の記事で紹介していますので、問題集選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
- 出題数が多いので真っ先に勉強するべし
- 数的処理は高校入試レベルの知識で解ける
- 数的処理は数学に比べて難易度が低い
- 数的処理は暗記科目として考える
公務員試験では数的処理が得点源になるかどうかで、合否の結果が変わってくると言っても過言ではありません。
苦手意識がある人でも解法のパターンさえ覚えれば必ず解けますので、まずは毎日問題を解いて数的処理に慣れることから始めてみましょう。
今回は以上となります。
最後に「数的処理が苦手な人におすすめの記事」を貼って終わりにしたいと思います。
公務員試験の捨て科目について
数的処理のコツは「パターン化」すること
失敗しない、数的処理の問題集