「公務員試験の勉強って科目が多すぎてやってらんないんだけど!」
弱音を吐くわけじゃないけど、内心そのように思ったことはありませんか?
・自分なりに時間を作って公務員試験の勉強は毎日してる
・趣味や遊びを犠牲にしてでも勉強してる
・理解度は良いほうで勉強はスムーズに進んでるつもり
上記のように取り組んでるにも関わらず、やるべき科目が多すぎて時間がいくらあっても足りない・・・
このような悩みにお答えします。
本文では、
公務員試験の勉強のコツは「捨て科目を作ること」
について解説しています。
公務員試験の勉強をしていて、やるべきことの多さに悩んでるあなたは勉強の進め方を誤っています。
というのも、公務員試験に合格するには「とにかく人よりも多く勉強する」「たくさんの科目を勉強する」「苦手科目を無くす」と思いがちですが、合格するために最も重要なことはただ1つ。
限られた時間の中で効率よく勉強すること。
効率の良い勉強方法が分からない・・・という方は、ぜひ本記事を読んで参考にしてみてくださいね・
公務員試験の勉強を効率よくするには?
あなたは公務員試験の勉強を効率よく行うにはどうすればいいかご存知ですか?
結論から言いますと、全ての科目を勉強しないことです。
公務員試験の勉強のコツをたずねた時、よく聞かれるのが以下の2点です。
- 苦手科目を作らないように万遍なく勉強する
- 重要な科目を絞って勉強する
「万遍なく勉強する」と「狙いを絞って勉強する」って全く逆の意見なので、「で、結局どっちの意見が正しいの?」と迷ってしまいますよね。
もちろん全ての科目を勉強して、苦手科目を無くすのが良いのは理想ですが、公務員試験の勉強をするのにそんな時間の余裕はありません。
早めめに準備し、合格まで2~3年のスパンで考えれば全科目しっかりと勉強できるかもしれませんが・・・
普通の人ならそんなに長い間勉強のモチベーションは保てません。
むしろ、短期間に集中して勉強する人の方が結果を出しており、長丁場でダラダラやっている人ほど途中で挫折しています。
ちなみに、公務員試験の勉強をするのにまず始めにやるべきことは試験の概要を知ることです。
概要を知らなければ「どの科目を捨てるか」の判断もできませんからね。
もしまだ公務員試験について詳しいことを知らない方は、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
勉強しなくてもいい「捨て科目」はこれだ
市役所などの地方上級で出題される一般教養試験では、上記のような内訳で出題されます。
※自治体によって必ずしも上記の通りでない場合もあるので、ご自身で確認してみてください。
これだけ見ると科目数の多さにウンザリしますよね。
でも大丈夫!
捨て科目を作って、重要な科目で点を取りさえすれば筆記試験は十分合格することができます。
捨てていい科目を濃いグレーで塗ってみました。
実はこれだけの数の科目を捨てても公務員試験は十分合格することができるんです。
公務員試験において合格を左右すると言われる数的処理を軸に、あとは現代文と政治・経済を抑えておけば筆記試験は十分にクリアできます。
しかし、全力で取り組んだとしても数的処理や時事問題を100%正解できるほど公務員試験は容易ではないですよね。
なので数的処理と社会科学の勉強がひと段落ついたら、保険の意味も含めてあと数科目勉強しておきましょう。
プラスアルファ勉強する科目
薄い青で塗っている科目(日本史・世界史・地理)の中からどれか1つを選んで勉強しましょう。
日本史・世界的・地理はそれぞれ2問ずつ程度出題されますが、全て勉強するのは時間も労力もかかります。
なのでどれか1つあなたの得意な科目を選んで勉強し、2問を取りに行く作戦でいきましょう。
私の場合はカタカナの人名を覚えるのが得意ではなかったので世界史を捨て、日本史をメインに勉強し、余裕があったので地理も少し勉強しました。
専門科目について
専門試験は憲法・行政法・民法、そして経済原論をメインに勉強します。
そして余裕があれば国際関係と社会政策のうちのどちらかを勉強し、薄い黒で塗った科目は頻出の過去問を解くくらいで、捨てても構いません。
ちなみに捨て科目も大事ですが、公務員試験の勉強は日程から逆算して上手く計画を立てれるかどうかが合格のカギとなります。
計画を立てるときに便利なアイテムについては、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
なぜ「捨て科目」は捨ててもいいのか?
あなたは勉強しなくてもいい「捨て科目」をなぜ捨ててもいいのか、理由をご存知ですか?
答えは、勉強のコスパが悪いからです。
私が捨て科目に選んだ自然科学(数学・物理・化学・生物・地学)は、単純に勉強の難易度が高い。
したがって、理解しながら勉強を進めていくとなると、かなりの時間がかかってしまいます。
理系の人でもしんどいのですから、文系の人が数学を勉強したり物理をイチから理解するには勉強する時間がいくらあっても足りませんよね?
また、難易度が高いわりに1問、もしくは2問しか出題されないので、圧倒的にコスパが悪いんです。
「勉強しない科目を作るなんて落ち着かない・・・」という人もいますが・・・
ぶっちゃけ、そういう人ほど途中で挫折したり、全ての科目が中途半端になりがちなので、下手に完壁主義を貫くのは止めておいた方がいいですね。
ちなみに、捨て科目を作ってさらに効率の良い勉強をするには暗記のコツを身に着けることですが、その方法については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
最初にやるべき科目は?
じゃあ捨て科目を作ったら、何から始めればいいの?ですが、最もコスパの高い科目からはじめればOKです。
ちなみに最もコスパの高い科目は「数的処理」ですね。
先ほどの科目と出題数の表を見れば一目瞭然ですが、公務員試験では数的処理の出題のパーセンテージが最も高くなっています。
なので、何がなんでも数的処理を得点源にして、公務員試験を有利に進める必要があります。
公務員試験は全体の6割を取れば合格できる
捨て科目の重要性と、捨て科目を作ることで得られるメリットについては理解はしてもらえたと思います。
とは言っても、「勉強しない科目を作るのはやっぱり怖い」という人もいるでしょう。
そんなあなたにお聞きしたいのが、公務員試験の筆記では何割の点数を取れば合格出来るか知っていますか?
その年の受験者数や採用人数などにもよりますが、60%正解しておけば公務員試験の一次試験は通過出来ます。
6割どころか、近年ますます筆記試験よりも面接試験を重視する傾向があるので、半分の点が取れれば2次試験に進める自治体も多くなっています。
ですから、完璧主義にならず、怖がらずに自信を持って捨て科目をつくって勉強効率を上げてみてくださいね。
ちなみに、数的処理のおすすめの問題集については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
まとめ
- コスパの悪い科目を勉強しなくて済む
- 重要な科目に時間を十分にかけれる
- やるべき科目数が減って精神的に楽になる
- 本番の試験でも迷いなく問題を捨てれて時間を有効に使える
- 勉強に挫折するリスクが減る
公務員試験の勉強で捨て科目を作る重要性についてまとめてみました。
公務員試験に合格してる人はみんな「捨て科目」を作っており、効率的な勉強方法を行ってきた人ばかりです。
なので、あなたも絶対に公務員試験に合格したいのならコスパの悪い科目は自信を持って捨てるべきで、まずは最重要である数的処理の勉強から始めてみましょう。
というわけで今回は以上になります。
本記事があなたの勉強の効率化の手助けになれば幸いです。
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