公務員試験の面接では、民間企業の新卒採用面接に比べると質問内容は非常にオーソドックスなものです。
民間企業の面接では大勢の学生をふるいにかける必要があるため、企業によっては圧迫面接や意地悪な質問をしたりするところも・・・
一方、公務員試験では、1人一人の人間性をしっかりと把握できるよう、3次試験まで面接を行う自治体が多くなっています。
そして、面接で聞かれる内容は「よくある質問」ばかりでして、受験者はその中で自分をしっかりとPRする必要があります。
本文では、
- 公務員試験の面接の流れ
- 公務員試験の面接での注意事項
について解説しています。
公務員試験の面接では厳しい質問をされることはあまり無いですが、場合によっては厳しい質問を受けることで面接中に不採用が分かることも。
そうならないためにも、これから公務員試験を受ける方はぜひ本記事を参考にして、面接試験で失敗しないようにしましょう。
面接での定番の質問集と、実際に使える回答を掲載!
まず始めに、【公務員試験の面接対策】定番の質問と、そのまま使えるパーフェクトな回答例はこれだ!についてご紹介させてください。
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面接での定番質問や、面接官の心理を知りたいならオススメ。
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- 定番の質問内容
- 回答例
- 面接官が質問により何をチェックしているか
公務員試験の面接スタイル
公務員試験の面接は、個人面接もあれば集団面接も行われます。
集団面接を行う自治体はだいたい2次試験で行い、最終面接で個人面接を行うのが一般的。
また、個人面接では受験者の人柄や熱意をしっかりと見極めるため、受験者1人に対して3名程度の人事担当者が質疑をする形式が取られます。
ちなみに、公務員試験で行われる集団面接について知りたい方は、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
面接試験の流れと時間
公務員試験の面接の流れは下記の通りです。
- 挨拶
- 質疑応答
- 締めくくり
①:挨拶
まず始めに、席に着いてから「自己紹介」もしくは「自己PR」を話すことからスタートします。
ここで注意ですが、自己紹介をする時に話が長くなり過ぎるのはNGです。
自分をPRしたいばっかりに、ついつい話が長くなりがちですが・・・
話が長いと「回答を簡潔にまとめられない人」といった評価を面接官から下されるため、出来るだけシンプルに自分のことを伝えられるように準備しておきましょう。
②:質疑応答
簡単な自己紹介が済んだら、本格的に面接試験が始まります。
とはいえ、公務員試験の面接ではオーソドックスな質問ばかりなので、そこまで気負うことはありません。
自己紹介同様、質問されたことに対して簡潔に話をまとめて面接官に伝えることが出来たらOKです。
③:締めくくり
ひと通りの質疑応答が終わると「最後になにか質問はありますか?」と、面接官から逆質問をされるのが一般的。
この場合、聞いてはいけない「NGな質問」もあるので、それに気をつけつつ質問するようにしましょう。
ここで注意が必要なのが、「いえ、特にありません」と、何も聞かないで面接を終えてしまうこと。
「質問がないのだから本音を言ったまで」という気持ちも分からないでもないですが、「何も質問がない=熱意がない」と取られてしまいがちなので、絶対に質問を促されたらするようにしましょう。
ちなみに、公務員試験で質問を促されても絶対にしてはいけない質問があるのですが、それについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
面接の時間
公務員試験の面接は、だいたい10分程度の自治体がほとんどです。
筆記試験である程度ふるいにかけてるとは言え、何人も面接するとなるとなかなか時間をかけていられない、というのが実情です。
面接における注意点
公務員の面接で気をつけるべきことを、序盤・中盤・終盤ごとに解説します。
【序盤】面接における注意点
面接試験は、その自治体の建物に入った時点で始まっています。
控え室で待機してるときの態度や、係員の指示を守れているかなど、面接が始まるまでにも受験者がどのような振る舞いをしているかチェックされています。
さすがに控え室をモニターでチェックしたりまではしていませんが、呼びに行った際にスマホで動画を見ていたりすると印象はあまり良くないでので気をつけてくださいね。
個人面接の場合、1人ずつ順番に面接の部屋に呼ばれます。
部屋に入り、面接官とのファーストコンタクトが面接試験で最も重要といっても過言ではありません。
「面接試験は始めの3分で決まる」なんて言葉もあるくらい、ファーストコンタクトで身だしなみを始めとしたビジネスマナーや、コミュニケーション能力をチェックされます。
この時の第一印象が悪かった場合、面接本番の質疑応答でイメージをひっくり返すのは至難の技ですので、やはり導入部分には全神経を集中して面接官から好印象を持たれるように意識しましょう。
そして、最初の質問が「自己PR」と「志望動機」です。
これらの質問はどこの自治体でもほぼ100%聞かれるのですが、自己PRをしている間、面接官はあなたの話の内容プラス受け答えの様子をチェックしています。
要するに「品定めされている」ということですね。
【中盤】面接における注意点
自己紹介や志望動機の質問が終わると、そこから本格的に質疑応答が始まります。
繰り返しになりますが、公務員試験の面接で聞かれる質問はオーソドックスであり、面接官はあなたの受け答えの様子から「熱意と人柄」を確認しています。
ひねった質問はありませんが、 「なぜ前の会社を辞めたのですか?」といった、聞かれたくない質問も当然されることもありますので、そういった質問への準備もしておくことは必須です。
そういった「聞かれたくない質問」をされた際は、なるべくネガティブな回答ではなく、ポジティブに聞こえるような言い回しをしつつ、面接官に正しく理解してもらえるように説明しましょう。
ここで、「前の会社の労働環境が悪かった」とか「嫌いな上司がいた」といったネガティブな回答をすると、厳しい評価を受けることになりますからね。
面接中に不採用が分かる場合
公務員試験で厳しすぎる質問や、圧迫気味に迫られる場合もあります。
必要以上に掘り下げられたり、逆に「いかにも興味を持ってもらえてない感」を感じるケースです。
これは悲報ですが、面接の最中に不採用が決まったと言えます。
面接の中盤くらいで、面接官は落とすかどうかある程度の線引きをしますが、「この人はダメだな」と確信したら、面接で追い込みをかけ始めます。
本心では早めに面接を切り上げたいところですが、1人一人の持ち時間というものが決まっていますので、「落とし要因作り」のために念を押すのです。
ちなみに、面接の終盤で一発逆転して採用になったという話を聞いたことがあるかもですが・・・
公務員試験の面接でいうと、その可能性はゼロと言っていいかなと。
面接で手応えを感じなかったけど最終的に採用された人は、面接中に不採用のらく印を押されたわけではなかったのだと思います。
一発逆転はありませんが、それまで順調だったのに最後の最後で失敗して不採用になることはありますので、決して気を抜かないようにしましょう。
【終盤】面接における注意点
面接の終盤になると、以下のような質問を受けます。
- 残業があるけど大丈夫ですか
- 場合によっては休日勤務することもあるけど大丈夫ですか
- 何か最後に質問はありませんか
これらの質問をされると、「えっ?それはちょっと・・・」と思うかもですが、とりあえず「はい。従いますので大丈夫です」と答えておけばOKです。
また、何か最後に何か質問はありますか?という質問に関しては「あなたのやる気」が伝わる質問をするようにしましょう。
ここで気をつけて欲しいのが、「いえ、特にありません」と言ってしまうことで、採用後のことを考えていないとか、熱意が無いと取られてしまいます。
ちなみに、最後に何か質問がありますか?と聞かれた場合については、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
まとめ
以上、公務員試験の面接の流れと注意事項を解説しました。
面接で聞かれることは基本的にオーソドックスなものばかりなので、自分のやる気が伝わるような志望動機をまとめておき、スムーズな受け答えが出来るよう、しっかりと準備をしておきましょう。
とは言え、採用されるかどうかによって今後の人生を左右する試験ですから、圧倒的な緊張を感じると思います。
なので、机上の準備だけでなく、面接対策はプロの講師から対面でしてもらうことが合格に向けた何よりの秘訣です。
なので、公務員専門学校を利用している人は面接対策の講師から、面接で質問される項目と受け答え、そして注意事項をしっかりと学びましょう。
そうやって模擬面接をやってもらうと、落ち着いて試験本番を迎えられますよ。
「じゃあ、公務員専門学校を利用していない人はどうすればいいの?」ですが、
公務員専門学校を利用しておらず、講師から面接対策をしてもらえない環境の方は、無料で面接講座・対策を受ける方法を以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
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