市役所や都道府県庁で、たまに募集している非正規職員のアルバイト。
非正規とはいえ、公務員の仕事を経験していることで採用試験で有利になると聞いたことがあるけど・・・
本当のところがどうなのか知りたい。
そのような疑問にお答えします。
本文では、
非正規職員は本当に公務員になりやすいのか?
について解説しています。
結論から言いますと、「非正規職員は採用試験で有利」です。
では、どういった点で有利なのか。
それと非正規職員がしている仕事内容についても書いていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
自治体の非正規職員について
非正規職員は非常勤職員とも言われ、要するに「自治体の仕事をするアルバイト」のことです。
非正規職員と一括りに言ってもその仕事は様々で、下記のように市役所の窓口で働く仕事もあれば、保育士の仕事もあります。
- 市役所などの職員の補助業務
- 保育士
- 図書館の職員
- 薬剤師
市役所の窓口で働く非正規職員は、基本的に職員の補助業務なので、簡単な事務作業や電話係といった責任の少ない仕事を任されることがほとんど。
しかし保育士などは非正規とはいえ、公務員の保育士と同様の仕事をしていることも珍しくありません。
非正規職員にはどうやってなるの?
公務員試験同様、非正規職員も簡単な採用試験を受ける必要があります。
求人情報は主に自治体のホームページや、情報誌に掲載されていますので、働いてみたい自治体の採用情報を小まめにチェックしとけばOKですね。
非正規職員の給料はどれくらい?
自治体や仕事内容にもよりますが、1日8時間、週5日勤務の場合、15万円が相場です。
また、翌年も続けたからといって昇給はありませんし、ボーナスもありません。
ただし、非正規職員にも労働組合がありますので、賃金を始めとした労働条件の改善が行われる流れになっています。
ちなみに、非正規職員の給料に比べて、正規の公務員はどれくらい給料をもらっているのでしょうか?
それについては以下の記事でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。
非正規職員は本当に公務員になりやすいのか?
自治体の非正規職員のアルバイトをする人なら、できれば正規の公務員として働けることを希望しますよね?
では、非正規職員経験者(アルバイト)と、民間企業からの転職者のどちからが公務員試験で有利でしょうか?
答えは、「非正規職員の方が有利」です。
何といっても非正規とはいえ、公務員の仕事を経験したことがある実績は大きいんです。
というのも、非正規職員とはいえ公務員として働くのですから、当たり前の話ですが前科のある人でないのは確か。
ご存知かもしれませんが、公務員になるには前科などのない「クリーンな人」でなければならないので、「出どころがハッキリしている人」というのは採用されるのに大きなアドバンテージになります。
たとえ大企業に勤めている人でも、前科があるかどうかまではイチから調べないと分からないですからね。
さらに、公務員の補助業務とはいえ職場の空気に触れたことがあるので、仕事に対する適応力も未経験者に比べて全く違ってきます。
民間企業からの転職者だと、何から何までイチからですからね。
同じ条件で採用するならやはり、非正規職員経験者だと言えるでしょう。
ちなみに、無職やフリーターからでも公務員になることは十分可能でして、その方法については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
非正規職員から公務員になる
しかし近年、非正規職員の割合が増え、全職員の50%以上が非正規という自治体もあるくらいです。
責任がないので「非正規でいい」という働き方もありますが、そのほとんどは正規の募集がないので仕方なく非正規として働いているというもの。
それだけ自治体は災害の復旧といった他のことの負担が大きいため、人件費に予算が回せないので非正規でしのいでいるといった状況なんです。
なので、「正規職員じゃないと働きたくない」とこだわり続けていると、いつまで経っても公務員になれないかもです。
「最終的に公務員になれればいい」という方は、あえて非正規で働きつつ公務員を目指すのがいいと思います。
というのも、非正規職員の経験は後ほど必ず採用試験の場でアドバンテージになりますからね。
採用後のリスクを考えた場合、非正規とはいえ同じ自治体の仕事を経験している人を採用する方が間違いがないですよね。
もちろん、非正規職員だからといって無試験で公務員にはなれませんが、面接の場で「非正規としてこちらの自治体で働いていました」という経歴は最強の武器になります。
というわけで今回は以上となります。
「公務員になるのに少しでも有利なことは経験しておきたい」という思いがあるなら、ぜひ非正規でもいいので、公務員の仕事に触れてみましょう。
公務員になりたい大学生へ
学生だからフルタイムで非正規の仕事をするのは難しいんだけど・・・
という方向けに、別の方法で公務員の仕事に触れる方法があります。
それは「官公庁のインターン」を経験することです。
ちなみに、官公庁のインターン採用情報は就職サイトのリクナビNEXTに掲載されていますので、リクナビNEXTに登録していない人はこの機会にアカウントを作成しておきましょう。
そして、あなたの希望する官公庁のインターン募集がアップされていないか、こまめにチェックしましょう。
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