あなたの職場にも先輩や上司から可愛がられる同僚っていませんか?
そして、そのような人を見ていると「自分も可愛がられたいなぁ」と思うのが人間ってものですよね。
どんなに強がっている人でも、本当は先輩や上司から愛されるポジションにいたいと思っているのではないでしょうか?
職場の先輩に好かれることができたら、
・仕事を親切に教えてもらえる
・自分がミスした時にカバーしてもらえる
・出世できる
といった働きやすさを感じられるのですから、出来ることなら先輩に好かれたいものですよね。
本文では、
上司や先輩から可愛がられる人の特徴
について紹介しています。
難しいことを考えずに、この特徴をマネするだけであなたも職場の先輩から可愛がられるようになれますよ!
もくじ
1.毎朝挨拶をしっかりする
社会人たるもの挨拶は基本です。
毎日顔を合わした際、笑顔で「おはようございます」と挨拶をしただけであなたの好感度は高まります。
というのも、挨拶をされて不快に思う人っていないですよね。
人間誰しも元気ハツラツと爽やかに挨拶をしてもらうと気持ちがいいものです。
なので、挨拶する時はゴニョゴニョと小さい声じゃなく、明るい表情でハキハキとするようにしましょう。
そうするだけで職場でのあなたの印象は良くなっていきますよ。
2.仕事に対して真面目
職場で上司・先輩から好かれるには真面目であることも必須条件です。
・時間を守る
・締め切り、期限をしっかり守る
・アドバイスされたことは実行する
職場の人間関係というのは、毎日真面目で真摯な姿勢を見てもらうことで形成されていきます。
そして信頼関係ができることで、はじめてあなたは上司・先輩から可愛がってもらえるようになれるんです。
先ほど挙げた3点は真面目というより常識的なことなので、あえて頑張らなくても実行可能なようですが、
・時間にルーズ
・期限内に仕事をやらない
・せっかく助言されても言うことを聞かない
といったように、これだけのことすら守れない人って意外と多いんです。
社会人としてのマナーを守るだけで職場で可愛がられるようになるのですから、必要最低限この3点は意識して立ち回ってみましょう。
3.愛嬌がある
いつも笑顔で話しをする愛嬌のある人は職場で愛されます。
先輩からすると自分の話を笑顔で聞いてくれて、打てば響くタイプの後輩ほど可愛いものはありません。
また常に笑顔でいることで、職場の陰湿な悪口・陰口のターゲットにならないで済むことにもつながります。
というのも、人を攻撃する人というのは自分の立場を脅かしかねない相手を標的にします。
一方、笑顔でいれば相手から警戒されなくなりますし、相手の懐に入りやすくなるので結果としてイジメのターゲットにされることを予防することができるんです。
愛嬌があるというのは職場の先輩・上司から好かれるだけでなく、職場の人間関係のもつれを防ぐ上でも非常に効果的なのでぜひとも取り入れていきましょう。
ちなみに以下の記事では、公務員の職場で攻撃対象になりやすい人の特徴について書いていますので、合わせて読んでみてくださいね。
4.素直にアドバイスを聞く
自分のアドバイスをすぐ取り入れてくれる後輩はとても可愛いものです。
仕事上の指導を真面目に聞き、それを実践しようと頑張る行動は、
・仕事に対して真面目
・愛嬌がある
・素直にアドバイスを聞く
といった、先輩・上司から好かれる条件をたくさん網羅しています。
そういった後輩には周りが目をかけてどんどん成長させようとするので、スキルアップと先輩からの評価が高くなるという一石二鳥の結果につながるんです。
逆に親身になってアドバイスしても「いや」「だって」「でも」といったように言い訳、そして否定から入られると、もうこれ以上親身になるのはやめようと先輩たちから相手にされなくなってしまいます。
結果、職場の中で孤立したり、誰からも評価されなくなるという悪循環におちいってしまいます。
素直にアドバイスを聞くというのは、職場であなたの居心地を良くするためにも非常に重要なことなんですよ。
5.チャレンジ精神がある
チャレンジ精神が豊富な後輩というのは誰からも応援してもらえます。
先輩に臆せず「教えてもらえませんか?」と、自ら貪欲に接していくくらいが丁度いいんです。
「これやってみる?」と、せっかく先輩がパスを出してくれても、好きとも嫌とも言えない態度を取っていると「やりたくないんだな」とその後積極的に絡んでもらえなくなってしまうんです。
特に激務の部署だと、モジモジして優柔不断なタイプは周りがイライラして攻撃対象にされやすくなるので注意が必要です。
また、「もう知ってるんで大丈夫です」なんていうと生意気だと思われ、今後ミスをするたびに「知ってるって言った割にできないじゃないか!」と厳しい目線で見られるようになります。
なので常に積極的に、そしてポジティブな姿勢を心がけるようにしましょう。
6.先輩、上司を立てる
上司、先輩を立てることができる後輩も可愛いがられます。
ではあなたは上司を立てることができるというのはどういったことかご存知ですか?
多くの人が勘違いしているのが、「立てる=こびる、ごまをする」ということです。
出世をするために「こびを売る」「ごまをする」ことは重要なスキルなのは確かですが、度を過ぎると相手に嫌悪感を抱かれてしまいます。
人は相手の下心には敏感なので、わざとらしくこびを売ったところで反感を買うだけなので注意が必要です。
要は見え透いたウソは相手をイラつかせるだけというわけです。
では先輩、上司を立てるにはどうすればいいかと言いますと、以下の3点をおさえることです。
・配慮ができる
・話に同意、同調する
・過去の話を覚えておく
先輩に話かける際、「今、お時間よろしいでしょうか?」と一声あるだけで随分と印象は変わってきます。
そして、先輩が散髪に行った際は「髪切ったんですね!」と話題にしたり、「お子さん4月から小学生でしたよね?」と、過去の子供の話から年齢を覚えておくだけでこういった配慮のある会話ができるようになります。
これを私はタモリトークテクニックと読んでいます。
タモリさんはよく「髪切った?」と相手に聞くことが多いですよね?
あれって実はトークを円滑にし、相手の懐に入るテクニックなんですよ!
このように相手、職場では先輩・上司に好かれるためには、こびを売るのではなく敬意を払って細かい所に配慮ができることが大切なんです。
そして先輩を立てることができれば、相手もあなたのことをきっと可愛がって目をかけてくれるようになりますよ。
7.悪口、陰口を言わない
どんなに腹が立つことがあっても職場で悪口や陰口を言ってはいけません。
というのも、悪口は聞かされる側からすると大変不快であり、また悪口はあなたの評価・価値を下げてしまうからです。
あなたも経験があると思いますが、悪口を言っている姿を見ると、
・影で自分の悪口も言ってるんだろうな
・この人は信用できないな
と思ってしまいますよね?
このように、悪口はあなたの信用を失墜させてしまうんです。
なので、どんなに腹が立つことがあったとしても、悪口を言い回ったりコソコソ陰口を言ったりするのはやめましょう。
悪口は羽が生えて飛んでいきますので、必ず相手の耳に入ってしまいます。
そしてそれは因果応報となって、必ずあなたにとって不利益なことにつながってしまいますからね。
8.自ら学ぶ姿勢がある
「教えられてないから出来ない」
そんな受け身な姿勢でいると、先輩・上司からいつまでたっても好かれないままです。
分からないことがあればどんどん積極的に聞くようにしましょう。
ただし、ここで1つ気をつけてほしいことがあります。
先輩も忙しい中あなたのサポートに時間を割いてくれるのですから、最低限自分で調べて、それでも分からないことに対してのみ質問するようにしましょう。
何でもかんでも質問していると「ちょっとは自分で調べろよ!」といったように、むしろ逆効果で嫌われてしまうことだってあります。
「◯◯について自分でも調べてみたのですが、この部分が分からないので教えて頂けませんか?」と聞かれたら、
「自分で積極的に勉強して仕事を覚えようとしているんだな」と好印象を与えることができますよね。
自分で調べる習慣が身につくと先輩からの評価が高くなるのに加え、仕事の習得も早くなるので結果として自身のスキルアップにもつながっていくんです。
情報というのは人に与えられるよりも、自分で取りに行った方が圧倒的に頭に入りますからね。
なので、普段から受け身な姿勢ではなく、分からないことは自分で調べてみて、それでも分からないことだけを質問するという習慣を身につけていきましょう。
9.聞き上手
ビジネスの場においては、話し上手よりも聞き上手な方が人から好かれます。
というのも、人は自分の話を聞いてくれる人が単純に好きなものなんです。
これは大手ハウスメーカーで営業マンをしている私の友人から聞いた話なのですが、
2流、3流の営業マンは商品を売りたいがために、お客さんにとにかく自分の話を聞いてもらおうとトークに力を入れると言ってました。
それに比べて1流の営業マンは、逆に自分の話はそこそこに、とにかく相手(お客さん)の話を徹底的に聞いてあげるんです。
人間誰しも延々と話をされると、それがどれだけ有益な情報であってもウンザリしてしまいますよね?
逆に話を親身に聞いてくれると、不思議とそれだけで相手がとても良い人に思えてくるんです。
1流の営業マンはその心理を上手く利用してモノを売るというわけなんです。
だから、特別な営業トークのスキルがあるから商品が売れるのではなく、お客さんから良い人と思われるから商品が売れるということが起きるんです。
この話を聞くと、いかにコミュニケーションにおいて話すよりも聞くことの方が重要であるかが分かりますよね。
ぜひあなたも聞き上手になって、先輩・上司から「良い部下」と思われるようになりましょう。
10.新人のうちはメモをとる
新人の頃は誰しもがメモを取っていたと思います。
しかし、2年目ともなるとついついめんどくさくなってメモを取ることをやめてしまいがちですよね。
しかし、実はメモを取るという行動は非常に大きな2つの効果があるんです。
1つは「上司へのアピールになる」という点です。
先輩というのは、教えたことをメモに取っているかどうかということもチェックしています。
私の働く市役所でも、「物覚えの悪い若手ほどメモ取らないんだよなぁ・・・」といったグチをよく聞きます。
なので、「メモを取る=真面目な姿勢」といった印象を与えることができるため、新しく覚える仕事の時などはメモを取る習慣をつけましょう。
次にメモを取ることで「忘れることの予防」になります。
あなたは「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがありますか?
エビングハウスの忘却曲線とは、人間にとって関心のない記憶は1日で67%も忘れてしまうといったものです。
興味があることだったり集中していなければ、人間は翌日には3割ちょっとしか覚えていないということが科学的に証明されています。
そのため、メモを取っていないと振り返ることができないため、覚えていない場合同じ質問を先輩にしなければいけない状況が起きてしまいます。
質問したら「この前説明したよね?」と怒られますし、聞きにくいからと自分の判断でやって失敗してしまえば「メモを取ってないから忘れるんだろ」と、どのみち怒られるルートしかないですよね。
その点、メモさえ取っておけば後から見返しながら仕事ができるのでミスを減らすことができます。
そのため、メモを取る・取らないで仕事の出来が変わってきますので、前者はより先輩から可愛がってもらえるといった結果につながっていきます。
11.積極的にコミュニケーションをとる
社会人の基本である「報告・連絡・相談」は最低限できるようにしましょう。
基本中の基本である「報告・連絡・相談」ですが、これさえきちんと出来ていれば先輩からの信頼度はグンとアップします。
公務員、特に窓口で働いているとミスは市民の不利益につながってしまいます。
なので、事前に相談することでミスを減らすことができますし、仮にミスをしてしまったとしても、すぐに上司に報告することでその損失を最小限に食い止めることもできます。
このように自分一人で何とかしようとするのではなく、適切な「報告・連絡・相談」ができればミスを減らし、先輩・上司との信頼関係を築くことができるのです。
ミスを怒られるのが怖くて報告せずに黙っていたら、数日後にバレて・・・なんてことになると、あなたの信頼はどん底まで落ちてしまうので絶対にやめましょう。
12.自分のプライベートな話をする
先輩や上司と話をする時はなるべく自分の話をするようにしてみましょう。
人は腹を割って自分のこと、主に悩みを打ち明けてくれた相手に好感を持ちます。
自分を頼って相談を持ちかけてくれた・・・!と想像すると嬉しくないですか?
やっぱり人間誰しも頼られると嬉しいものなんですよね。
それが後輩ならなおさらのこと!
自分のプライベートやプライバシーのことは話したくないという人もいるとは思いますが、相手の懐に入るにはまずは自分を切り売りするのが手っ取り早い方法なのは間違いありません。
しかし自分の話をする際は、相手をよく選んでからするようにしましょう。
相談する相手を間違えると、たった1日で部署の全員に知れ渡ってた・・・なんてこともありえますからね。
13.先輩・後輩、そして同性にも平等
職場で好かれたいのであれば、先輩だけでなく後輩、そして異性・同性関わらず誰にでも平等に優しく接するようにしましょう。
とくにあなたが女性の場合、女性職員はあなたの言動や立ち振る舞いを逐一チェックしています。
・先輩にはペコペコしてるけど後輩には当たりが強い
・異性にだけ愛想を振りまいている
といったような行動を取っていると反感を買いますし、行動や言動に裏表があると誰からも信頼されません。
職場の誰に対しても物腰柔らかく、丁寧な態度を取ることを心がけましょう。
そうすることで先輩・上司だけでなく、職場の全員からあなたも親切にしてもらえるようになりますよ。
14.社会人としての常識がある
職場の先輩に気に入られたいなら、
・社会人としての言葉使い
・社会人としての身なり
のマナーは最低限守る必要があります。
公務員というのはお堅い仕事というイメージ通り、身なりや言葉使いには民間企業とは比べものにならないほど注意しなければいけません。
そんな中、髪を明るく染めたり、派手な化粧で若手職員が働いていると、間違いなく先輩職員から目をつけられてしまいます。
そして、もしあなたの職場の先輩が髪を明るく染めていたり、派手なメイクをしていたとしても後輩がやると別問題なんです。
世の先輩というのは自分のことは棚に上げるため、自分のことはさて置き「なんなの、あの若い子の身なりは!」と言われるのがオチです。
そのため「周りもしているから自分も髪染めよっと!」という自己判断をしてはいけません。
先輩との人間関係が構築されるまでは、当たり障りのない身なりで働くことを心がけましょう。
15.悪ガキ気質がある
ここまで先輩・上司に愛される方法を紹介してきましたが、最後に紹介するのが「悪ガキ気質がある」という、これまでとは少し違ったタイプです。
・逆に少しポンコツ
・少し生意気だけど可愛げがある
というタイプも実は先輩職員から可愛いがられます。
というのも、あまり優等生過ぎると面白みがなかったり、先輩からすると自分の立場がなくなってやりずらいんですよね。
そのため、優秀なのですが結果的に煙たがられるんです。
一方、誰からも好かれるタイプというのは変にこびることなく、いつでも自然に振る舞える人です。
背伸びせず、疑問があれば臆せず質問し、自分が良いと思えることは公私それぞれ追い求めることができる。
そのような人は肩の力が抜けているので、総じて要領の良いタイプが多いですね。
たとえるならサザエさんのカツオみたいなタイプ。
ちょっとポンコツだけどそれが逆に好感が持てたり、安心感を与えることにつながる。
実はこれが人に好かれる一番の秘訣なんです。
なので、あなたも仕事上最低限のマナーを守りさえすれば、後は真面目一辺倒よりは多少遊びのある自分でいるようにしましょう。
まとめ
【公務員で上司から好かれる人の共通点】
- 毎朝挨拶をしっかりする
- 仕事に対して真面目
- 愛嬌がある
- 素直にアドバイスを聞く
- チャレンジ精神がある
- 先輩、上司を立てる
- 悪口、陰口を言わない
- 自ら学ぶ姿勢がある
- 聞き上手
- 新人のうちはメモをとる
- 積極的にコミュニケーションをとる
- 自分のプライベートな話をする
- 先輩・後輩、そして同性にも平等
- 社会人としての常識がある
- 悪ガキ気質がある
職場の先輩から好かれさえすれば、間違いなくあなたにとって働きやすい環境になります。
公務員の世界というのは民間と比べて良い意味でも悪い意味でも忙しくないので、人間関係に悩みが発生しがちです。
せっかく厳しい公務員試験を勝ち上がったのですから、どうせなら定年まで深刻なストレスを抱えることなく働き続けたいですよね?
市役所で10年以上働いている私からアドバイスさせていただくと、公務員は最初の10年間が肝心です。
10年さえ働き通して中堅職員というポジションに立つと、劇的に仕事に余裕が出てきます。
そして若い頃の薄給を我慢すれば、給料も中堅になる頃にはまあまあの額になってきます。
なので、人間関係を円滑にして働きやすい環境に身を置くためにも、本文を参考にして先輩・上司から愛される人になってくださいね。