公務員

【既卒転職組 VS 新卒】公務員試験では一体どっちが有利なの?

「公務員になりたいけど、新卒と社会人からの転職組はどちらが合格しやすいんだろう・・・」

「もし転職組の方が有利なら、まずは民間企業に就職した方がいいのかな?」

このように、転職組と新卒を比べた時ときにどちらが公務員試験に合格しやすいのか疑問に思ったことはありませんか?

公務員を目指してる人の中には新卒予定の学生から社会人まで様々な人がいますよね。

では、実際に自治体に採用されて公務員として働いている人の中で、新卒と転職組どちらが多いかご存知ですか?

外からだとそういった内部の情報を知るよしもないですよね。

どちらが多いかの情報を知らなければ、

・新卒の方が有利なら民間企業への就職は考えない

・転職組の方が有利ならまずは民間企業に就職する

といった、正しい選択を取ることができませんよね。

でももし、「自治体に採用される人はこんな人だよ」という情報を事前に知れたら嬉しくないですか?

本文では、

・既卒転職組と新卒、どちらが多く公務員に採用されているのか

・既卒転職組と新卒のそれぞれの強みは何なのか

について詳しく解説していきたいと思います。

採用者全体では転職組の方が多く採用されている


自治体にもよりますが、既卒転職組と新卒の数を比べると既卒転職組の方が多く採用されています。

これは転職組の方が有利というよりは分母の数の差ですね。

たとえば、転職組と新卒の受験者の比が10:1だった場合、どう考えても転職組の方が多く採用されますよね。

比が10:1でも新卒の方が採用者が多い、もしくは転職組と同等だとしたら新卒の方が有利といえますが、比率通り明らかに転職組の方が多く採用されています。

なので、「公務員を目指している人で転職組か新卒どちらが有利なんだろう?」と不安に思ってる人は、自身が置かれている立場は採用に大きく影響されないので、安心して公務員を目指してください。

年々増え続ける社会人経験者枠


政令指定都市や中核都市といった大きな自治体の試験では「社会人経験枠」という試験区分があります。

通常の行政職や専門職の試験とは別に、採用人数は少ないですが社会人経験者を積極的に採用するという制度です。

10年ちょっと前までは不景気の雇用対策として行われてきましたが、最近では特別な知識や資格を持ったスペシャリストを採用しようとする自治体も増えてきています。

社会人経験者の受験年齢は昔は30歳がリミットでしたが、最近では35歳、もしくは40歳まで引き上げられている自治体も珍しくありません。

このように社会人経験者枠を設ける自治体も増えてきているので、役所全体の転職組の割合は年々増加傾向にあります。

社会人経験者が有利な3つの理由


「公務員試験は新卒の方が有利」

「同じ社会人転職組でも若い方が有利」

と思ってる人って世の中にたくさんいるんですが、先ほどから言っているように決してそのようなことはありません。

むしろ学生気分の抜けないチャラチャラした学生よりも、社会の酸いも甘いも噛み分けた転職者の方が印象の良いケースも多々あります。

それでは、公務員試験において既卒転職組が有利になるための3つの強みについてお話します。

1.大人としてのマナーをわきまえている

転職組の強みはなんといっても社会の荒波に揉まれて得た社会人としてのマナー(常識)ではないでしょうか。

民間企業に一度でも就職したということはリアルガチの面接試験を経験していますし、そこで評価を得て「採用された」という実績があるわけです。

公務員試験の面接で髪型・服装はどうしたらいいの?について解説します

の記事でも書いてますが、社会人の面接というのは髪型や服装1つとっても色々と気をつけなければならないことがあります。

逆に新卒組というのは、公務員試験に当然のように明るい髪でやって来たり、文字通りチャラチャラした格好の人も必ずいるのが現実です。

そして、公務員試験では筆記試験よりも面接試験の方が難関と言われています。

その面接試験で必ず見られるのがあなたの人柄です。

・きちんとした格好で面接に臨めているか

・社会人としてきちんと受け答えが出来ているか

といったことを面接官は間違いなく見ています。

あなたが既卒転職組の場合、社会人としてのマナーが出来ているのは当然として見られますので、ぜひマナーという武器を磨いて公務員試験に臨んでくださいね。

2.社会人としての経験値が高い

公務員試験の面接では服装などのマナーに加え、あなたの回答の内容が合否を左右します。

面接において必ずといっていいほど聞かれるのが、

・この自治体を選んだ志望理由

・あなたの長所と短所

ですが、社会人としての経験を踏まえてこれらの質問に答えることができれば、あなたの回答に説得力をもたらすことが出来るんです。

新卒予定の学生の多くはネットや面接のノウハウ本で得た知識で武装して面接に臨むため、みんなが似たような回答をしてしまいがちです。

たとえば「部活やサークルでのリーダーシップ」のくだりは多くの学生が長所として答えるのが容易に想像できますよね。

一方社会人は、面接試験に残った数人の中で、他人と経験した仕事がかぶるという可能性はほとんどないため、あなたが自分の経験を絡めて話ができれば面接官は新鮮に感じ、あなたに興味を持ってくれます。

面接というのは自分に興味を持ってくれたら勝ったも当然です。

なので、社会人の経験というのは面接試験で大きな武器になり、有利に働かせることが可能です。

3.後がないので学生とは覚悟が違う

まだ若くこれからがある学生とは違い、既卒転職組は後がないので、お尻に火がついた鬼気迫る思いで勉強をしている人がたくさんいます。

働きながらだと公務員試験に落ちてもさほど生活は変わりませんが、公務員試験の勉強に専念するために仕事を辞めた人というのは覚悟が違います。

私も公務員試験の勉強のために仕事を辞めた経験があるのですが、

・公務員になれるまでは収入のないニート

・いつまでもこの生活は続けてられない

というプレッシャーのためか、ある意味大学受験の勉強の時よりも力を入れてやってました。

この「必死さ」というのは、「どうしてもこの自治体で働きたい!」という熱意として面接官に伝わるので、結果的に新卒よりも評価が高くなります。

頭では分かっていても、学生で社会人クラスの熱意を出すのってホント難しいんですよね。

新卒者が有利な3つの理由


「役所には新卒よりも転職組の方が多い」

「転職組は社会人としての強みがたくさんある」

ということから、「やっぱ新卒の方が社会人よりも不利なんじゃないか・・・」

と感じる人もいると思いますが、そんなことはありません!

新卒には新卒なりの強みがあるんです。

ここでは公務員試験において新卒者が有利になるための3つの強みについてお話します。

1.若さならではのハツラツ感

公務員試験では若いからという理由だけで採用される事はあまりないですが、それでも若さというのはとても大きな武器になります。

面接官といえどもイチ職員なわけですから、どうせ一緒に働くなら元気でハツラツとした初々しい人の方がいいのは間違いありません。

市民目線からしても、人生に疲れていて覇気のない30代半ばよりも、ハリツヤのある若い職員が対応してくれた方が気持ちいいですもんね。

新卒の人は自分の若さとアグレッシブさを面接で全面に押し出すことができれば、経験豊かな転職組に負けずとも劣らない魅力を発揮することができます。

なので、変に大人びた自分を演じるよりも、若くてがむしゃらな飾り気のない自分を出した方がグッと合格の可能性は高くなりますよ!

2.何色にも染まっていない純粋さ

新卒のもう1つの強みは「まだ企業に属したことがない純白さ」です。

社会に出ると、それがたとえ短い期間であったとしてもその会社の暗黙のルールや常識を植えつけられます。

なので悪い言い方をすると、凝り固まった考え方をするようになったり、合理的で生産性ばかりを追求する思考になります。

これって役所の仕事のあり方とは正反対ですよね。

役所というのは古くからの慣例に従って仕事をすることがほとんどです。

そして、利益を追求するような仕事ではないので、あまり生産性や合理性が求められることはありません。

もっと言えば、やたら合理性を求めたり向上心を出しすぎると、浮いてしまったり周りと上手くやっていけなかったりします。

一方、新卒の人はまだどこにも染まっていない真っ白なキャンパスのようなものなので、役所の世界に馴染みやすい傾向にあります。

なまじ社会経験があるとついつい上司に意見したり、言うことを聞かなかったりするものです。

こういう生意気なタイプは役所で最も嫌われるので、新卒の人はぜひ面接で従順さを押し出して面接官に良い印象を与えましょう。

3.転職組と同じことが出来れば勝ったも当然

先ほど転職組は社会人経験があるので、新卒組よりもマナーがしっかりしているケースが多いと言いましたが、学生の中にもマナーがキチンとしてる人もいます。

・身だしなみやマナーは完璧

・志望動機も説得力のある回答ができている

・自己分析もしっかり行えている

という条件が全て一緒だった場合、転職組と新卒はどちらが有利か分かりますか?

年齢以外本当に何もかも互角だった場合、おそらく新卒を採用すると思います。

少なくとも私が面接官なり、人事の偉い人だったとしたら若い方を選びます。

それはなぜかと言いますと、若い人の方が伸びシロが多いからです。

22歳の受験者が30歳の受験者と同じレベルだとしたら、間違いなく22歳の人が30歳になる頃にはもっと成長しているはずですよね?

逆に言うと、30歳の人は人生経験が22歳の人よりも8年も長いのに、22歳の学生と同じレベルだとなんだか物足りなく感じますよね?

なので、新卒組は転職組と同じレベルまで受け答えやマナーのレベルを上げることができれば公務員試験は勝ったも同然ですよ。

転職組の方が若干有利な理由


ここまで転職組、新卒組、それぞれの強みや有利な点について説明してきました。

それぞれが違った切り口で強みを発揮できるので、どちらが有利かと聞かれたら五分五分と答えたいところですが、実際はそうでもないんです。

結論から言いますと、転職組の方が若干有利というのが現在のお役所事情なんです。

それはどういった事かといいますと、新卒組よりも転職組の方が優秀な人が多い傾向にあるからです。

近年アベノミクスの景気対策の影響下からか、株価が上がり、一般企業の求人は増加しています。

そして、今までは「親が子供に就いてほしい職業ランキング」で公務員が1位を守っていましたが、2018年では男の子・女の子ともに会社員が1位となっています。

これは安定・安泰の公務員になるよりも、一流企業に就職して欲しいという親御さんが増えた結果なんです。

それに加えて、今までは優秀な大学生の多くが公務員を目指していましたが、近年ではそれらの多くが一流企業に就職しています。

一方、銀行や東証1部上場企業のサラリーマンが転職して公務員になるケースは年々増えているので、元々の能力を比べた場合、新卒の人たちよりも転職組の方がデキる人が多いというのが現状なんです。

年齢は違えど元々の偏差値が違うので、ヨーイドン!で競争したら優秀な人が勝つのは当たり前ですよね。

さいごに


転職組の方が若干有利とはいえ、それには様々な要因が含まれるため、基本的には転職組と新卒の優劣は無いと思ってもらって構いません。

また転職組も新卒も、公務員試験に合格するには面接官に自分の魅力や強みをアピールしつつ、公務員として世のため人のために働ける人材であると分かってもらう必要があることには変わりありません。

そのために公務員になるために必要な要素として、

  • 社会人としての常識がある
  • コミュニケーション能力がある
  • 志望動機がしっかりしている
  • 自己分析ができている

が挙げられます。

といっても、自分がこれらの能力があるのか、また自己分析が出来ているのかを客観的に見るのは難しいものです。

そのためまずは自分自身のことをしっかり分析するところから始めてみましょう。

年齢や職業が違えど、公務員試験に合格している人には共通点があります。それは、しっかりと自己分析をして面接試験に臨んでいるという事です。

もしあなたがまだ自己分析を行なっていないなら、転職組・新卒に関わらず圧倒的に不利な状況にあると思ってください。

もし面接で他者に差をつけられたくないなら、しっかりと自己分析をする必要があります。

まだ自己分析を行なっていなくて、他の受験者に遅れをとりたくないと思った人は、

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