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公務員試験に合格するにはボランティア経験って必要?について徹底解説!

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「公務員試験に合格するにはボランティア経験がないとダメなんでしょ?」

いつの頃からか都市伝説のように言われているこの「ボランティア必要論」

あなたもどこかで1度は耳にしたことがありませんか?

 

・災害のあった市町村にボランティアに行けばその自治体で採用されやすい

・何もボランティアをしたことがないと面接で落とされる

もしこのことが本当であれば、筆記も面接の出来も良かったにもかかわらず、ボランティアをやったことがないという理由だけで落とされたらたまったもんじゃないですよね。

ここでハッキリ言いますと、公務員試験の合否にボランティアの経験の有無は関係ありません。

 

面接試験が他の受験者よりも劣っていたけど、ボランティアをやっていたから一発逆転合格採用!なんてことはまずありません。

しかし、ボランティアの経験が有利に働くケースや、ボランティアをすることで得られるメリットも当然ながらあります。

本文では、公務員試験に合格するにはボランティア経験が必要なのかどうか、また有利に働くケースはどのような場合なのかについて紹介しています。

ボランティア経験は合否に影響しない


公務員試験の合否において、ボランティア経験の有無は影響しません。

公務員試験というのは筆記試験では当然点数が高かった人の順、そして面接試験は受け答えの内容や姿勢などを点数化し、上位の人が合格できるといったシステムになっています。

「私はボランティア活動をしています」と言ったからといって、面接試験で点数が加算される訳ではないということを覚えておいてください。

 

では、なぜボランティアをしたことがなければ公務員試験で落とされるといった噂が出回っているのでしょうか?

それには2つの理由が考えられます。

 

ボランティア活動の有無が面接で有利・不利に働くと思われている理由として、

  1. ボランティアをしていた人が試験に合格した
  2. ボランティアをすれば合格できると思い込んでいる

この2つが挙げられます。

 

1つ目の「ボランティアをしていた人が試験に合格した」ですが、ボランティア活動をしていた人が、たまたま面接でボランティアについての質問をされたのだと思います。

そして、本人からすると「ボランティア経験があることで褒められていい雰囲気になった。ボランティアをすれば公務員になれるぞ!」といったように思ったのかもしれません。

 

また、2つ目の「ボランティアをすれば合格できると思い込んでいる」ですが、公務員試験の勉強という過酷な状況にいると、ついつい何かにすがりたくなるものです。

神頼み、もしくはゲンを担ぐかのように「ボランティアをすれば面接で有利になる」と思い込んで自分の精神状態を楽にさせたかったのではないでしょうか。

個人的に思っていたことでも、SNSの普及で個人の発言が簡単に世界中に届く時代になりました。

なので、こういった個人的な発言がある日都市伝説的に伝わったのではないでしょうか。

ボランティア経験が無い場合の注意点


ボランティア経験が無いからといって公務員試験で不利になることはないと言いましたが、ボランティア経験の有無を聞かれた場合、「ありません」とだけ答えたのでは面接官からの印象が悪くなります。

「◯◯といった理由からボランティア活動をする余裕がありませんでした。」と答えることができれば、決してボランティアをしたことがないからといってマイナス要素にはなりません。

・部活や仕事が忙しくて出来なかった

・バイトして生活費を稼がないといけないので余裕がなかった

など、面接官が納得する回答ができればボランティアをしていなからといって何も後ろめたく思う必要はないんです。

 

ただし、ここで注意してほしいのが、「ボランティアなんてめんどくさいからやったことありません」と、正直に答えてはいけません。

あなたが面接官だった場合、「めんどくさいから」といった理由を堂々と話す人なんて採用したくないですよね?

ボランティア経験は好印象を与えやすい


ボランティア活動をしていたからといって合否の判断材料にはなりません。

とはいえ、ボランティア経験があるとやはり面接官からすると印象が良いのは間違いないでしょう。

というのも、公務員というのは「世のため人のために働く」ということが大前提なわけでして、それを公務員になる前からやっている人というのは非常に魅力的に映ります。

 

これは勝手な個人的な感想ですが、ボランティア活動など世のため人のために何か活動ができる人というのは、総じて優しい人が多いイメージです。

公務員、特に市役所で働く職員というのは、仕事で市民の方と接する機会が多々あります。

 

ただでさえ公務員というだけで当たりが強い市民もいますからね。

そこで我々公務員まで厳しい性格の持ち主だと市民との間でトラブルになるのは当然。

なので、公務員には特別優秀でなくてもいいので、温和で優しい人という性格が求められています。

ボランティア経験は面接の材料にしやすい


ボランティア活動をしていても直接面接で加点されることはありません。

しかし、ボランティア活動をやっておけば、面接において強力な材料になります。

それはボランティア活動で得た経験をあなたの生の経験として話すことができるからです。

 

人はどんなに素晴らしかったり、耳障りのいい事を話しても、「体験談」という後ろ盾がなければその途端その話には説得力や信憑性が無くなるものです。

ボランティアをしていないにもかかわらず面接で良く思われようと「ボランティア活動をしていた」とウソをついた場合、質問を掘り下げられていくうちにウソなんて簡単に面接官には見抜かれてしまいます。

 

また、公務員試験の面接で必ず聞かれるといっていい質問があります。

それは、「公務員として自分がどのように活躍できるか?」です。

「部活を頑張っていた経験を活かして、仕事も頑張っていけると思う」なんて言おうと思った人はいませんか?

もし今の発言を面接で言おうものならあなたはその時点で落とされるでしょう。

 

なぜなら、部活の経験を材料にして「仕事を頑張れる」という方向に持っていくエピソードって使い古された言い回しで、面接官からすると本当にウンザリなんです。

先ほども言いましたが、面接官が聞きたいのは耳障りの良い回答ではなく、あなたの個性です。

なので、あなたの体験談を回答に含むことができれば、それはほかの受験者が絶対にマネすることができないオンリーワンな回答(個性)になります。

そして、そのオンリーワンの回答を作るためにも、ボランティア活動は手っ取り早い方法になるんです。

おすすめのボランティア活動


「ボランティアをした方がいいのは分かるけど実際に何すればいいの?」

ボランティアと一言でいっても色々ありますが、一体なにをすればいいのでしょうか。

あなたが面接でドヤって語れるためにおすすめなボランティア活動を紹介します。

朝の通学路の旗振り

これはあまり知られていませんが、朝の通学路の旗振りは、実は公務員を目指す人にとって非常に相性の良いボランティア活動なんです。

というのも、朝の通学路で旗振りをするわけですから、必然的に早起きになります。

そして子供が安全に通学できるように旗を振る仕事なので、さほど疲れませんし、実働時間も短いですよね。

 

にもかかわらず非常に感謝される活動なので一石二鳥にも三鳥にもなります。

旗振りは基本的に保護者が持ち回りで行なっているので、旗を持って勝手に活動しても問題はないと思いますが、一応不審者だと思われてもいけないので近くの市役所(自治体)に確認をした方がいいかもしれません。

地震・豪雨での災害地へ行く

これは近年定番のボランティアとなっています、地震・豪雨にあった被災地へ応援にいくことです。

10年くらい前に比べて日本各地で激しい雨が降るようになり、毎年どこかで雨による河川氾濫や土砂崩れなどが起こっています。

 

もしあなたの住んでいる場所から通える範囲で災害があった場合、1度でもいいのでボランティア活動に行くことをおすすめします。

実際に現場がどうだったとか、どのようなことが大変そうだったかといったエピソードは、必ず面接で生きた話として説得力を持たせて発信することができるはずです。

さいごに


ボランティア活動をしたことがない人というのは、出遅れ感や後ろめたさを感じる傾向があります。

また、「ボランティアをしなければ公務員試験で落とされる」といったウソの情報に振り回されることもあります。

ただし、ボランティア活動をしていたからといって、それだけで公務員試験に合格できるほど甘くはありません。

 

そして、してないからといってそれが理由で落とされることもありません。

現状ではボランティア活動はしなくても問題ありませんが、ボランティア経験者が年々増えているのは確かです。

 

もしボランティアをする余裕があれば、行った方が経験を積むためにも良い行為なのは間違いありません。

自分自身の状況をふまえて活動するしないを決め、無理のない程度に活動するのが本来のボランティアの定義なのではないかと思います。

 

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