「公務員試験の勉強がツライ・・・」と弱音を吐きそうになっているあなたは、自分にプレッシャーをかけすぎていることに早く気付いてください!
絶対に次のチャンスで合格しないと!と焦っていたり、受からなかったらどうしようと不安に感じてしまったり・・・
きっと真面目なあなたは、勉強を頑張れば頑張るほど焦りを感じてしまって、精神的に疲れてしまっているのだと思います。
そのような時は「もっと勉強しなければ!」と頑張るのではなく、少し考え方を変えてみましょう。
考え方をほんの少し変えるだけで、公務員試験の勉強はもっと楽に感じられるものです。
そして勉強が楽に感じられるようになれば、今の「焦り」や「不安」を解消することができますよ。
公務員試験はぶらさがり競技
公務員試験の勉強を日々頑張っていて、その辛さに心が折れそうになっている人は、このように少し考え方を変えてみてください。
「公務員試験はぶらさがり競技である」
あなたは公務員試験というのはレースのようなもので、頑張って上位に入らなければ合格できない。という考え方をしていませんか?
たしかに試験というのは競争であるため、頑張って上位入賞(合格)を目指さなければならないという考え方をするのが一般的かもしれません。
しかし勉強に疲れている人は、周りを蹴落としてでも合格してやる!といった競争意識を持たないでください。
試験に落ちたくないという気持ちも分かります。
だけど、周りがどんな受験者か分からない状態なのに他者を気にして、敵を想定して必死にレースをしてしまうのはあなたにとって良いこととは思えないのです。
なぜならレース意識を持つと必要以上に自分を追い込んでしまうからです。
なので、公務員試験はレースではなく「ぶらさがり競技」だとまずは頭に入れておいてください。
ぶらさがり競技というのはバラエティー番組などでよく見かける、「鉄棒にぶら下がって最後まで残っていた人が勝ち」というゲームです。
まさに公務員試験というのはこのぶらさがり競技と一緒で、他者を気にせず自分のペースでひたすら勉強を継続(ぶら下がってる状態)していれば、勝手に周りが離脱してくれるんです。
周りを蹴落としてでも上位に行かなくては!などと躍起にならなくても、公務員試験の勉強という長いレースの中で周りはその辛さから勝手に脱落していきます。
「焦り」や「不安」を抱えているのはあなただけじゃなく、他の受験者も同じです。
あなたが日々勉強が辛いと感じているように、他の受験者も毎日勉強しなければならない重圧と戦っているんです。
私の公務員専門学校時代の体験談
私はとある公務員専門学校に通って勉強していたのですが、そこは1クラス100人くらいいて下は高校生、上はアラサーまで幅広い年齢の人たちが授業を受けていました。
その専門学校はなかなか厳しい講師がいて、勉強をしていなかったり、授業に身が入っていない生徒がいるとみんなの前で公開処刑同然にダメ出しされるんです・・・!
そして2ヶ月もすれば授業についていけない者も出始め、徐々に講義に来なくなる人も増えていきました。
そのように、途中で離脱してしまう人というのは総じて「自分と周りを比べ過ぎる人」でした。
クラスの中で、周りよりもたくさん勉強しなければいけない、同じ志望先の人はみんな敵だ!といったように、必要以上に自分を追い込んでしまって、どんどんその息苦しさに疲れてしまうんです。
そして少しでも授業でミスをすると「自分はなんてダメなんだ・・・」と落ち込んでしまいます。
自分の中で他者とレースをすればするほど、「自分は全然勉強が足りない」と落胆し、ずっと目に見えないプレッシャーと戦わなくてはいけなくなります。
その結果、勉強が嫌になって公務員になる夢を諦めてしまう人も多いのです。
あなたがそのようにならないためにも、他者と比較することをやめてみてください。
周りの人と自分を比べるのではなく、1週間前や1ヶ月前の自分と比べてみるんです。
そうすると、これまでは解けなかった数的処理の問題が解けるようになっていたり、暗記したものがどんどん増えていることに気付けますよね。
あなたは確実にちゃんと成長しているんです。
なので、周りの学力や勉強の進み具合をあまり気にせずに、もっと自分のペースで無理なく勉強してくださいね。
完璧主義である必要はない
公務員試験において完璧主義である必要はありません。
完璧主義になってしまうと、
・誰にも負けれない
・全科目勉強しないといけない
・受けた自治体全て合格しなければいけない
といったように、どんどん自分の首を絞めることになってしまい、結果的に自分がつぶれてしまうんです。
採用人数が10人の自治体なら9人に、100人受かる警察なら99人に負けてもいいんです。
全科目なんか勉強しなくても6割ちょっと試験で点が取れれば1次の筆記試験は通ります。
そして、本命の試験さえ受かれば、あとは全部落ちても構わないんです。
なので、いい意味でもっと手を抜いていきましょう。
優先するべきものと後回しでいいもの。
やらないといけないことと、やらなくてもいいこと。
このように自分の中で線引きをすることで、あなたがやらなくてはならないタスクを管理していきましょう。
「あれもこれもやらないといけない」と、完璧に全てをこなそうとして頭の中がパンクしそうな時は、「まずは自分が出来る範囲で取りかかってみる」と考えるようにしてみてください。
そうしようとするだけでも、ストレスやプレッシャーの感じ方が大きく変わりますよ。
試験に落ちても死ぬわけじゃない
真面目な人ほど、問題が解けなかったりミスをすると「なんで自分はこんなにダメなんだろう・・・」と落ち込んでしまいますよね。
公務員を目指すような人は真面目なタイプが多いでしょうから無理もありません。
ただ、少し冷静になってみてください。
ミスをするのは当たり前ですし、解けない問題があるのも当然なんです。
だって、ミスしない、全ての問題が解けるとしたら、わざわざ公務員になんかならなくてもいいですよね。
そんな優秀な人ならもっと良い仕事に就けるはずなんです。
それに、ミスをしたとしてもあなたが死ぬわけではないですよね?
今まであなたは一度も失敗したことがない人生を送ってきましたか?
・テストで思うような点が取れなかった
・受験や資格などの試験に落ちた
・彼氏、彼女にふられた
このように、人間生きていれば上手くいかないことだらけなんです。
ちなみに私は普段生活の中で上手くいかないことがあったら、「まぁ自分はそんなに特別デキる人じゃないから失敗だってするわな!」と、気楽に考えるようにしています。
自分が何か特別な存在だと思うからいちいち小さな事で凹むんです。
だから上手に気持ちを切り替えるためにも、ミスをしてしまった時は「死ぬわけじゃないし、まぁこれくらいのミスくらいするよな」で終わらせて、次から気を付ければいいんですよ。
もっと肩の力を抜いて、ミスがあるならそれを修正することで成長し、それが合格への道だと思って気持ちを切り替えていきましょう。
頑張るよりも継続することの方が重要
公務員試験の勉強がつらい時は、頑張り過ぎずに1日1~2時間だけでもいいので毎日勉強を継続することを実践しましょう。
きっと真面目なあなたは「1日何時間も勉強して頑張らなければいけない」と思って、1日少ない時間しか勉強できない、もしくは勉強しない日があることを【悪】のように思っていることでしょう。
公務員試験というのは長丁場です。
頑張って1日10時間勉強したところで、それが3日坊主になってしまっては意味がありません。
それよりも、1日2時間の勉強を試験に合格するまでひたすらやる方が総勉強量が多いのは明らかです。
頑張りすぎず、心が折れないようにゆったり続けていくことを意識しましょう。
ツイッターなどでよく見かける「今日は◯時間も勉強した!」という情報は気にしないことです。
あなたは自分のペースでただひたすら継続して勉強していれば、そういった人たちは勝手に離脱していきますからね。
さいごに
真面目で頑張り屋なあなたは、ついつい勉強を頑張りすぎたり、周りの受験生を気にしてしまったりして、自分に必要以上のプレッシャーをかけていることと思います。
その結果、「もう勉強がツラい。公務員になるの諦めようかな」という弱音を吐いてしまいそうになっているのではないでしょうか?
そのような時は少し考え方を変えてみましょう。
完璧を求めなくていいし、必要以上に頑張らなくていい。
もっと肩の力を抜いて、ただひたすら出来る範囲でいいので勉強を継続することだけを考えましょう。
そうするだけで、気持ちが楽になりますし、気がついたらあなたの周りで公務員試験レースから離脱していく人がたくさん出てきます。
「公務員試験はぶらさがり競技」
あなたはただひたすらぶらさがって、合格できる人数になるまで残りましょう!
社会人から公務員へ転職する方へ
公務員になりたい大学生に向けて
合格する人がみんなやってる自己分析