公務員浪人か、とりあえず就職かで悩んでるんだけど・・・
気持ち的には勉強に専念したいから公務員浪人をしたいけど、公務員浪人をしたはいいけど試験に落ち続けて、結局民間企業に勤めることになったという話もよく聞く。
それに、
「浪人したからといって公務員になれるのか」
「勉強のプレッシャーに耐えられるのだろうか」
「合格まで諦めずに勉強を続けれるのだろうか」
といったように、考えれば考えるほど不安が山積みに・・・
このような悩みにお答えします。
本文では、
公務員浪人をして絶対に失敗しないための方法
について解説しています。
本記事は公務員浪人に悩んでいる方の背中を押せる内容になっています。
なので、公務員浪人にイマイチ踏ん切りがつかない方はぜひ記事の最後までお付き合いくださいね。
公務員浪人ってした方がいいの?
「公務員浪人したけど、結局試験に受からなかったらどうしよう」
「新卒というチャンスを捨てるんだから失敗したらもう後が無くなってしまう・・・」
なんてことを考えると、「公務員浪人するのはやめた方がいいのかな」といったように、決心が揺らいでしまいますよね。
結論から言いますと、どっちつかずの選択をするとあなた自身がのちのち後悔することになります。
なので、あなたがもし本当に公務員になりたいのであれば、自分を追い込み、逃げ道を作らないでチャレンジしてみるという決断は悪くない選択です。
ちなみに私はとりあえず民間企業に就職して公務員に転職した側の人間ですが、ぶっちゃけ公務員浪人をしなかったことを後悔しました。
というのも、「新卒の肩書き」とかを気にして民間企業に就職したものの、結局1年足らずで辞めたからです。
こんなことなら就職浪人して、もっと早く公務員試験の勉強にコミットした方が良かったなといった感じですね。
私のように結局すぐ辞めてしまうならとりあえず就職しても何の意味もないので、もしあなたに公務員になる覚悟があるのなら、迷う事なく公務員浪人するべきだと思います。
公務員浪人が難しい3つの理由
とはいえ、公務員浪人ってやっぱり難しいし過酷なんです。
それはこれから説明する3つのことが原因なのですが、これらの事は最初から「覚悟の上」として受け止めておく必要があります。
①:公務員浪人したからといって、なれる保証がない
いくら公務員になりたいと思っていても、当然ながらみんなが公務員になれる訳ではありません。
1年で合格して公務員になれる人もいれば、何度も挑戦し続けているけど結局落ちてしまう人もいます。
ご存知の通り、給料・ボーナス・身分の保証など、公務員は様々な魅力がある仕事です。
当然受験者も1度や2度では諦めないので、ここ20年以上、公務員試験の倍率は高いままです。
そしてこれからはAIの進歩によって業務が効率化されるため、リストラはされないにしても新規採用が減らされる可能性があります。
そうなってくると募集が少ない所に受験者が大量に押し寄せるため、ただでさえ高い倍率がさらに上昇することも考えられます。
なので「公務員になれたらいいなぁ」くらいの覚悟の方が公務員浪人をするのは止めておいた方がいいでしょう。
逆に、「絶対公務員になってやる!」といったように、やる気に満ち溢れている方は迷わず公務員浪人を選んで勉強に集中すべきだと思います。
ちなみに、公務員とAIについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
②:受かるまでは無職というプレッシャーが半端じゃない
もともと浪人してる訳なので、無職というプレッシャーからは逃れられません。
それに加えて、より一層プレッシャーを感じるのが「友人などの周りの存在」です。
1人で黙々と公務員試験に向けて勉強が出来る環境ならいいのですが、先に就職した友人のことを気にしだすとなかなかメンタルを維持するのが難しくなってきます。
- 「みんなは今頃バリバリ働いてて差をつけられたなぁ・・・」
- 「学生でもないのに何でこんなに毎日勉強なんかしてるんだろう」
勉強して孤独な状態でいると、ついつい上記のようにネガティブに考えてしまうんですよね。
私も実際に勉強してて、頭にふとそのような思いが当時よく浮かんでましたね。
では、このように頭の中がネガティブで一杯になったらどうするの?ですが、対処法については記事の後半で解説しますね。
③:合格まで勉強を続けるモチベーション維持が難しい
勉強は孤独です。
あなたも高校入試や大学入試の勉強を経験しているなら分かると思いますが、1人で勉強を続けるというのは本当に過酷です。
しかも相手は公務員試験。
倍率も高いので、本気で向き合わなければなかなか合格することができない相手です。
「公務員になるぞ!」
と思い立った瞬間はモチベーションに溢れていますが、月日が経つにつれてそのやる気はどんどんしぼんでいき、気がついたら勉強しなくなっていた・・・なんてことはよくあります。
そして、今年の試験に間に合わなくても来年があるからいいか、といったようにやる気が継続出来なくなり、しまいには公務員になるのを諦めてしまうといった話もよく聞きますね。
ちなみに、公務員試験の勉強のモチベーションを維持するには「ゲーム性」を持つことが秘訣なのですが、それについて以下の記事で解説しています。
公務員浪人を成功させるための7つの方法
実は先ほどあげた3つの理由から公務員試験を挫折してしまうというケースは非常に多いんです。
そのため公務員浪人をして無事に合格するには、事前の準備と覚悟が欠かせません。
ちなみに、公務員浪人を成功させるための方法は以下の通りです。
- まずは公務員になるという決意をしっかりと持つ
- 簡単に弱音を吐かない
- 周りに公務員を目指していると宣言しよう
- 公務員試験は数を打て
- 日にちが重なっても複数エントリーする
- 民間企業の試験も練習の場とする
- 公務員専門学校を利用する
①:まずは公務員になるという決意をしっかり持つこと
まずはあなた自身が「絶対に公務員になるんだ」という覚悟を決めましょう。
この目標に向かってブレずに頑張る強い気持ちを持つことが重要です。
というのも、あなた自信の覚悟が足りない場合、この先勉強の辛さや試験のプレッシャーに押しつぶされてしまいます。
「やっぱ公務員になるのしんどいしやめようかな」
「息抜きも大事だから週末だけなら遊んでもいいか」
「試験に落ちてしまった。来年まで頑張るのはもう無理だ」
このように相当な覚悟を持ってしないとついつい楽な方に逃げて、しまいには勉強からドロップアウトしてしまうでしょう。
そして1度気が緩んでしまうと、「もうどこか適当に就職すればいっか」と、ついには公務員になる目標を諦めてしまう人もいます。
なので、公務員浪人をするときは
「自分は何が何でも公務員になるんだ」
「合格するまではどこにも遊びに行かない」
ぐらいの決意をしっかりと持っておくことが大事です。
②:簡単に弱音を吐かない
勉強がしんどかったり結果が出なかったとしても、「公務員目指すのやめようかな」といった弱気な発言はしないようにしましょう。
とくに毎回面接で落ちてしまうと、「自分は公務員には向いていないんだ。もうやってられるか!」とついつい感情的になって、公務員を諦めてしまう人もいます。
また、周りがどんどん合格していくたびに「自分はなんてダメなんだ・・・」と落ち込んでやる気がなくなってしまう人もいます。
「自分はダメだ」とか、「どうせ合格できない」などとネガティブな発言をしていると、そちらの方向へ引っ張られてしまいます。
なので、どんなにツラくてもポジティブな言葉を使うことを忘れてはいけません。
「俺ならできる!」
そのようにポジティブシンキングでいることで、不思議と良い結果につながったりするんです。
公務員になりたいなら、容易に弱音を吐いたりネガティブな発言はなるべくしないようにしましょう。
ちなみに、自分に自信を持ってメンタルを鍛える方法については、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
③:周りに公務員を目指していると宣言しよう
家族は当然のこと、友人などにも公務員を目指していると伝えるようにしましょう。
受かる保証がないのに、宣言して落ちた時カッコ悪いなぁ・・・と思うかもしれませんが、周りに宣言すると後に引けなくなります。
実はこれが重要で、人間いつでも逃げれる状況にあるとついつい楽な方に行ってしまいがちなんです。
しかし一度周りに宣言してしまうと、「口だけと思われたくないから頑張らないと」と、苦しい時に踏ん張りが効くんです。
簡単に逃げ出したり諦めたりしないようにするためにも、周りの人に「俺は公務員になる!」と伝えるようにしましょう。
④:公務員試験は数を打て
公務員試験を受ける人によく見られるのが、自分の希望する自治体の試験しか受けないことです。
行きたい、行きたくないは別にして受けれる試験はなるべくたくさん受けるようにしましょう。
実際、私が通っていた公務員専門学校でも「練習になるから、なるべくたくさんの試験を受けなさい」という教えの通り、受講生は本命以外にも受けられる試験は1つでも多く受けていました。
というのも、本命の試験しか受けない場合、チャンスが1度きりのためどうしても「失敗は許されない」というプレッシャーがかかってしまいます。
プレッシャーの中で実力以上の力を発揮して合格できるような強心臓の人はいいですが、多くの人がそのような状況下では焦りから肩に力が入って、本来の実力が出せないと思います。
市役所の一般事務が希望の人でも、年に2回試験のある警察や、県庁、そして技能労務職の試験も受けるようにしましょう。
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」じゃないですが、たくさん受ければ受けるだけ筆記試験・面接試験ともに場数が踏めますからね。
⑤:日にちが重なっても複数エントリーする
公務員試験にはA日程、B日程と呼ばれるように試験の日程がある程度決められています。
たとえば政令指定都市の試験は同じ日に行われるため、横浜市とさいたま市を両方受けるといったことが出来ないようになっています。
この場合、本命の試験だけエントリーする人がほとんどだと思いますが、ぜひ複数の自治体にエントリーするようにしておきましょう。
これはどういった意味があるかと言いますと、公務員試験はその年によって採用人数や受験者の数が大きく変動します。
なるべく倍率の低い自治体を選んだ方が合格できる可能性が高いのは言うまでもありませんよね?
本命は倍率が高くても受けに行くとしても、第2志望の日程では複数エントリーしておいて最も倍率が低い所や、最も募集人数が多い所を選んで受けれるという状況にしておくとより有利に試験を受けることができます。
希望者全員合格の市町村もあった!土木を出たら公務員になりやすいのか検証の記事でも書いてますが、この公務員人気全盛の時代でも倍率1倍という試験があるんです。
こういったこともあるので、エントリーはぜひ複数行うようにしましょう。
⑥:民間企業の試験も練習の場とする
公務員試験を複数受けるようにするとは言え、毎月試験があるわけではありません。
それにあなたの本命の試験が1番最初にあった場合、練習なく本番に臨まなくてはなりません。
それってかなりリスクのある行為なので、出来るだけ本命の試験は万全の準備をして受けたいですよね。
じゃあどうすればいいの?ですが、結論から言いますと「民間企業の採用試験を受けに行きましょう」
「いやいや、民間に行く気はないんだけど・・・」などと気にする必要はありません。
あくまで面接の練習の場として受けに行くだけです。
「行く気もないのに面接受けに行くなんてなんか悪い気が・・・」と心優しいあなたが思うのも無理はありませんが、公務員試験に合格するためです。
そのためなら何だって利用できるものは利用して、踏み台にしていきましょう。
なぜここまでしないといけないかと言いますと、年々面接が重視されているからです。
15年くらい前は1次の筆記試験で8割の受験者をふるいにかけていましたが、近年は半分以上が2次の面接に進める自治体もあるくらいです。
また、私のツイッターのフォロワーさんも、1次の筆記試験は通過するけど面接で落ちてしまう・・・という方をよく見かけます。
なので、公務員試験を勝ち抜けるかどうかは面接対策にかかっていると言っても過言ではありません。
ちなみに、本番前に場数を踏むために民間企業の採用試験を受けることについては、以下の記事で詳しく解説しています。
⑦:公務員専門学校を利用する
公務員浪人をする場合はぜひ公務員専門学校を利用しましょう。
公務員を目指してるとは言え、今のあなたは無職であるという現実を忘れてはいけません。
お金をかけないで独学で公務員になれるにこした事はありませんが、世の中そんなに甘くないと思っておいた方がいいでしょう。
なぜなら、公務員試験は受かる人よりも落ちる人の方が圧倒的に多い試験です。
そして、公務員試験に合格する人のほとんどは公務員専門学校を利用しているという事実があるので、公務員浪人してまで公務員になりたいのであれば必ず公務員専門学校は利用しましょう。
ちなみに、数ある公務員専門学校の中から条件別にオススメを紹介していますので、公務員専門学校選びに悩んでいる方は以下の記事をご覧ください。
公務員浪人のトラブルあるある
先ほど説明したように公務員浪人というのはやはり様々な面で挫折しやすく、想定外のトラブルが起きる場合があります。
ちなみに、公務員浪人におけるトラブルと解説方法については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
さいごに
- 公務員になるという決意をしっかり持つ
- 簡単に弱音を吐かない
- 周りに公務員を目指していると宣言する
- 公務員試験は数を打て
- 公務員試験は複数エントリーする
- 練習として民間企業の面接も受けてみる
- 公務員専門学校を活用する
公務員浪人を成功させるための方法についてまとめてみました。
あなたがもし公務員浪人で失敗したくないなら、これらを心掛けるようにしましょう。
それでも長い勉強期間の間にモチベーションが低下することも当然あると思いますが、そんな時はまず公務員になぜなりたいのか自問自答しましょう。
そしてあれこれ考えずに、勉強を継続することのみに集中することが大事です。
また、独学だと挫折リスクが圧倒的に高いため、本気で合格したいなら今すぐ公務員専門学校を利用しましょう。
それでは今回は以上になります。
あなたが最終的に笑顔で公務員になれる日が来るのを応援していますね。
社会人から公務員へ転職する方へ
合格する人がみんなやってる自己分析
自分が公務員に向いているどうか知りたい方へ