・偏差値の低い大学だけど公務員になれるの?
・勉強時間の目安があれば知りたい
このような疑問や悩みを解決する記事になっています!
以下で紹介することは、公務員を目指すすべての大学生に共通することをお話しています。
私が公務員を目指していた当時の体験談に加え、実際に大学と公務員試験の両立を実現して3つの公務員試験に合格したブログ読者様へのインタビュー記事も紹介します。
もくじ
大学生は公務員試験の勉強をいつから始めればいいの?
結論から言いますと、
大学3年生の春から始めればOK
です。
一般的な公務員試験の日程を見てください。
国家公務員 | 4月第4日曜日 |
地方公務員(大卒) | 6月第3日曜日 |
地方公務員(短大卒・高卒) | 9月第3日曜日 |
地方公務員(規模の小さい自治体) | 9月第4日曜日 |
警察官(大卒) | 5月第2日曜日 |
警察官(高卒) | 9月第3日曜日 |
大卒、高卒によって時期の違いがあるのですが、「都道府県庁」「政令指定都市」「中核市」あたりを受験する場合、大卒を対象とした試験のほとんどが6月下旬に本番を迎えることになります。
公務員予備校は11月からスタート
公務員を目指す人の大半が大学の公務員試験講座、もしくはLECやTACといった「公務員予備校」を利用して勉強しています。
公務員予備校は秋季日程(秋の公務員試験)が終了した10月、もしくは11月から新規クラスが開講するのが一般的です。
範囲は広いけど勉強期間が1年あれば十分
ご存知の方もいるかもですが、公務員試験は出題される科目数がハンパなく多いです。
上記の通りでして、大学の入学試験に比べて圧倒的に勉強する科目数が多いので、途中で挫折してしまう人が多いのも事実。
けど、この科目すべて勉強する必要なんてありません!
ここで突然ですが質問です。
あなたは「捨て科目」というのを聞いたことがありますか?
ザックリ説明すると、
勉強範囲が広いくせに1問しか出題されない科目はコスパ悪いから捨てていいよ!
という科目のことです。
もちろんすべての科目を勉強して、すべての科目を得点源にできれば理想ですが、時間もモチベーションも無限ではありません。
受験する自治体にもよりますが、公務員試験は全体の6割くらい点が取れれば2次試験に進めますので完璧を求める必要はナッシング!
筆記試験の勉強だけでなく面接試験や論文試験、適性検査などの対策もありますので、やたら1つのことに時間をかけるのはぶっちゃけ無駄ですね。
大学1年や2年の時から公務員対策しなくていいの?
結論から言うと必要ありません。
先ほどからお話している通り「大学3年生の春から」で大丈夫です。
- 大学生はキャンパスライフを楽しむべき
- あまり早く勉強を始めてもデメリットが大きい
①:大学生はキャンパスライフを楽しむべき
大学生活で最も大切なのは「友人との時間」だったり「恋愛」だったり、いわゆるキャンパスライフを満喫することです。
就職してからはどれだけやり直したくても大学生活は戻ってきません!
なので1年から3年の秋までは大学生活を楽しみつつ、しっかりと単位を取得しておきましょう。
これまで色んな人を見てきた経験から言うと、早く準備したからといってそれが公務員試験合格に直結しているかというと答えは「No」です。
むしろ早く始めた人に限って途中で勉強に挫折してしまっているという印象ですね。
②:あまり早く勉強を始めてもデメリットが大きい
公務員になりたい気持ちは分かりますが、あまり焦るのも考えもの。
1年生とか2年生から勉強を始めると高確率で途中で挫折します。
むしろ、1年という期間を定めて「短期集中で勉強にフルコミット」したほうが圧倒的に結果につながるケースが多いですね。
公務員試験で点数が良いと公務員になってから何か良いことがあるの?
点数がいいと「希望する場所に配属される」とか「出世コースになる」という話を聞いたことがあるかもですが・・・。
全部ウソです!
新人が配属される部署はだいたい決まっているのが通常で、決まっていない場合でもたまたま人員が空いている部署というのがお約束。
なので、必死になって試験で高得点を狙う理由って「自己満足」以外に何もありません。
また、「高得点を取れば出世コースに行けるかも!」と思っている人もいますが、出世コースに行きたければ公務員になったあとに上司に全力で媚びればOK!
プロ野球の世界じゃないので、「有望な新人をいきなり出世コースで即戦力に!」なんてことはまず無いですからね(苦笑)
Fランの大学生でも公務員になれるの?
いわゆる偏差値の低い大学に通う人でも、1年間公務員試験に向けて努力をすれば合格できます!
もちろん、国家総合職の試験とかは厳しいかもですが、
- 地方公務員(上級)
- 都道府県庁
- 特別区
- 警察官A(大卒)
- 国家一般職
- 裁判所事務官
上記の試験であればFラン大学生でも合格することは可能です。
地方公務員とかだと地元の偏差値50ちょっとくらいの大学出身者が大半ですからね。
むしろ近年は受験者の学力よりも、やる気や人柄といった「人物重視」の採用基準になっています。
なので、Fラン大学生ほど学力重視の採用試験をする民間企業に行くのではなく、
「やる気と人柄」、そして「コミュニケーション能力」を自己アピールして公務員試験合格を勝ち取るべきだと思います。
得意科目を伸ばす or 苦手科目を克服、効率良いのはどっち?
得意科目とか苦手科目とかは関係ありません。
やるべきことは、
「数的処理」と「文章理解」を勉強しまくること
先ほど「捨て科目」について説明しましたが、公務員試験には捨てるものもあれば「捨ててはいけない科目」があります。
それが数的処理と文章理解なのですが、理由はシンプルに「出題数が多いから」です。
数的処理と文章理解を合わせると全体の50%以上を占める自治体がほとんどなので、得意だろうと苦手だろうと数的処理と文章理解で点を取らなければ公務員試験には合格できません!
断言します。
よく「苦手科目を克服することが合格への近道」みたいな話をする人もいますが、あれは大間違い!
公務員になりたいあなたがまずやるべきことは「数的処理と文章理解の勉強」です。
その他の科目は後回しで全然大丈夫です。
面接試験と適性検査を舐めると痛い目にあう
「面接試験って1ヶ月前からやればいいんでしょ!」といった考えの人は今すぐ考えを改めてください!
受験者の中には1次試験の合格通知をもらってから面接対策をする人がいますが・・・控えめに言って「遅すぎて自滅行為」ですね。
面接は公務員試験の中で最も合否を左右する試験のといっても過言ではありません。
面接試験でチェックされるのは主に、
- あなたのやる気
- あなたの人柄
- 自治体についてよく調べているか
などですが、面接官があなたとの話の中で最もチェックしているのは「公務員にふさわしいかどうか」です。
話す声の大きさ、タイミング、表情など、さまざまなポイントをチェックしています。
じゃあ「公務員にふさわしいと思われるにはどうすればいいか?」ですが、実は面接対策にはコツがあるんです。
公務員を目指す大学生はどれくらい勉強すればいいの?
平日は大学に通わなければならないのでなかなか勉強会の時間が取れないですよね?
なので、そんな学生の方にオススメなのは公務員予備校に通い、「強制的に学習時間を作ること」です。
私が公務員予備校に通っていたときにクラスにはたくさんの大学3年生がいましたが、彼らは16時くらいまで大学で過ごし、18:30から21:00まで予備校の授業を受けていました。
これだけで週に2時間30分 × 5日の勉強をすることが出来ます!
ちなみに、大学と公務員試験の勉強を両立させて2019年度の「特別区」「裁判所事務官」などの試験に合格したブログ読者様の体験談は以下の記事で書いています。
オススメの公務員予備校は?
東京・大坂・名古屋といった都会に住む人ほど公務員予備校の選択肢が多いので悩みがちですが、オススメは次の通りです。
【オススメの公務員予備校】
WEB学習を主体に考えているならLEC、もしくはクレアール。
予備校に通っての学習を考えているなら資格の大栄か東京アカデミーを選べば問題ナシですね。
まとめ
- 公務員試験の勉強は大学3年生の秋から
- 早く勉強を開始すると途中で挫折する可能性大
- Fランの大学生でも公務員には余裕でなれる
- 得意とか苦手科目とかは関係ない
- やるべきは「数的処理」と「文章理解」
- 面接試験と適性検査を舐めるとヤバい
公務員になりたい大学生は多く、倍率も高いので「自分には無理・・・」と感じるかもしれませんが、だからこそ公務員になって得られるものが大きいんです。
「安定した給料」
「不景気でも支給されるボーナス」
「定年までずっと働ける」
あなたの長い人生の中の「たった1年」頑張るだけで将来の安定を手に入れることができますので、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてくださいね!
社会人から公務員へ転職する方へ
公務員になりたい学生の方へ
これさえ読めば面接試験はもう怖くない!