公務員の魅力って安定以外に何かあるの?
ぶっちゃけつまらない仕事の代表格みたいな感じだけど、実際のところはどうなんだろう・・・
公務員の方からの生の声を聞いてみたい。
このような疑問にお答えします。
本文では、
- 公務員の魅力とやりがい
- 公務員のやりがいのなさ
について解説しています。
結論から言いますと、社会的身分の保証があったり、民間に比べてマイペースに仕事ができるところが魅力だと思います。
また、市政を担う一員という点がやりがいでして、向き不向きはあると思いますが、向いている人にとっては良い仕事だと思います。
記事の後半では、「公務員のやりがいのなさ」についても解説していますので、最後までお付き合いくださいね。
公務員の4つの魅力とやりがい
ありきたりの物もありますが、公務員の魅力とやりがいは以下の通りかなと思います。
- 社会的身分の保証がある
- マイペースで仕事ができる
- 色んな仕事を経験できる
- 投資、副業の余裕がある
①:社会的身分の保証がある
公務員はたとえ新入職員であっても、市民からは「自治体の専門家」としてみられます。
そして、狭き門をくぐった優秀な人であったり、将来安泰な仕事を手に入れた人といった見方をされます。
それがいいか悪いかは別にして、世間一般的には公務員は安定の象徴であり、家や車といった高価な買い物をする場合に「公務員」というだけで信用があります。
「えっ!?たったそれだけ・・・?」と思う人にはその程度の魅力ということになりますが、実際、信用や身分の保証というのは失ってみて初めてその重要さに気づくものだと思います。
また、年齢に関係なく「自治体の専門家」として扱ってもらえるのは、公務員の大きな魅力だと思います。
もちろん、公務員は3年程度で人事異動があり、その都度全く新しい仕事をさせられることも珍しくないので、その実態は「専門家とは程遠い」ですが・・・
とはいえ、市民から頼りにされるというのは悪くないのかなと思います。
②:マイペースで仕事ができる
ご存知かもですが、公務員の仕事はノルマがありません。
おまけに個人でやるというよりはチームワークなので、個人個人の責任や重みは軽めですね。
忙しいか、残業が多いかどうかは完全に部署によりけりですが、売り上げや営業のノルマがないのはそれだけで働いていて気が楽です。
なので、営利を求めることなく、自分のペースで働きたい人には天職だと思います。
③:色んな仕事を経験できる
- 営業マン:自分が売る製品には詳しい
- エンジニア:自分が作るものには詳しい
- 人事担当者:社内の人間に関して詳しい
一般的な会社員は上記の感じだと思います。
よく言えばスペシャリストですが、会社を辞めない限り、その知識が多岐にわたることはありません。
一方、公務員は良くも悪くも様々な仕事を経験できます。
- 総務課:自治体全体の運営について詳しくなる
- 財政課:自治体のお金事情について詳しくなる
- 観光課:観光PRについての知識が身につく
- 人事課:自治体内の職員について詳しくなる
- 教育委員会:学校や教育関係者について詳しくなる
先ほども書きましたが、公務員は3年毎に異動があり、その都度畑違いの仕事をすることになります。
保険・年金課で働いていた人が、新年度から総務課で市政にたずさわることになるなんてことはよくあること。
スペシャリストになりたい人にとってはデメリットになりますが、その都度新しい気持ちで新鮮に仕事ができるのは公務員ならではの魅力だと思います。
④:投資、副業の余裕がある
暇な部署に配属されると、月に20時間程度しか残業がないので、アフターファイブに余裕があります。
そうなると副業をするも良し、投資の勉強をするも良しで、資産を増やす活動をする時間に当てることができます。
ちなみに、私の周りでは4500万円のマイホームを建てたり、2000万円近く貯蓄がある人が多いです。
これは安定した給料とボーナスに加え、投資や副業の勉強をする時間が多いおかげかな、と思います。
公務員として働いていると無駄なローンを組む必要がなくなるし、公舎(社宅のようなもの)に住めば家賃を圧倒的に減らすこともできるんですよね。
また、公務員ならiDeCoやロボアドバイザー、そしてアフィリエイトと、どんどんとお金を増やすための活動を始める時間的余裕があります。
私もまだまだ駆け出しの身ですが、将来的には老後の不安が無くなるくらいの貯蓄を作りたいなぁと思っています。
ちなみに、公務員が勉強を続けると経済的に裕福になりやすいのですが、それについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
逆に、公務員のやりがいのなさとは?
公務員の良い話ばかりしていてもなので、やりがいのなさについても紹介しておきます。
- テンプレ化した業務がつまらない
- 自治体に貢献してる実感を得られにくい
- 人事評価が不公平
①:テンプレ化した業務がつまらない
公務員の仕事には大きく分けて2つあります。
1つは観光課が行うPR活動などの生産性のある仕事、そしてもう1つはただただテンプレにしたがってこなす仕事です。
テンプレにしたがって行う仕事というのは、以下のような業務です。
- 決済を取る
- 資料作成
- 資料整理
- 日々のルーティンワーク
これらは生産性や独自性みたいなものは一切ないですし、ぶっちゃけバイトでも出来る業務なので、やってて虚しいです。
こういう仕事をしていても世の中の役に立ってる感が薄いですし、スキルアップなんて夢のまた夢です。
②:自治体に貢献してる実感を得られにくい
公務員は利益を生み出しません。
なので、いくら頑張って働いたところで自治体に貢献してる感が得られにくいんです。
営業マンだと自社の製品をどれだけ売ったとか、ノルマを大幅に上回ったとかで結果が目に見えるのですが。
ノルマや利益を追求しないのは公務員のメリットでもあるのですが、言い換えると刺激が無く、仕事がつまらないのでデメリットにもなります。
③:人事評価が不公平
先ほどの話に通ずるのですが、公務員の仕事はとにかく成果を得られにくいんです。
なので、人事評価も不公平になりやすい。
仕事の成果で優劣を決めにくいので、必然的に上司にハマっているかどうかが全てになります。
要するに、ごますりが上手い人ほど偉くなるって感じですね。
私のような出世に興味がない人からするとどうでもいい話ですが、正当な評価を求める人は公務員にはあまり向いていないのかなと思います。
ちなみに、公務員の仕事はつまらないけど、楽しさは他に求めると人生が少しだけ楽しくなる話を以下の記事で解説しています。
まとめ
- 社会的身分の保証がある
- マイペースで仕事ができる
- 色んな仕事を経験できる
- 投資、副業の余裕がある
公務員の魅力とやりがいについて、まとめてみました。
どの自治体に就職するか、また、どの部署に配属されるかによって公務員ライフは大きく変わりますが・・・
とはいえ、ブラック企業に比べたら圧倒的に上記の魅力とやりがいを満喫できると思います。
仮に激務な部署に配属されても、それは出世コースだと割り切るか、不真面目なフリをして暇な部署に左遷されれば楽になる世界なのでご安心を。
公務員を目指す新卒の学生のみなさん、そして公務員への転職を考えている社会人の方。
将来安泰で社会的身分の保証のある公務員を目指して、圧倒的に気楽な公務員ライフを満喫してくださいね。
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