那覇市・消防士の採用試験に合格して、公務員になりたいけど・・・。
「那覇市が受験者に求める人物像ってどんな人なんだろう・・・」
「面接試験のコツとか秘訣があれば教えてほしい」
このような悩みや疑問でいっぱいだと思います。
そんなあなたのために、
本文では、
- 那覇市・消防士の試験日程
- 求める人物像
- 試験に強い、オススメの公務員予備校
- 採用試験について
- 面接試験について
- 集団討論について
- 適性検査について
- 採用試験の倍率
- 那覇市役所の給料・ボーナス・初任給など
について解説しています。
那覇市・消防士を志望する方のために、採用試験について分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
本記事は、令和5年度の採用試験情報を元にまとめています。試験概要に変更があればその都度更しますが、那覇市・消防士の採用試験を受けられる方は必ず最新の那覇市採用情報を確認ください。
面接でそのまま使える!頻出の質問と模範回答
消防士の論文・作文試験はこれでもう怖くない!
もくじ
那覇市・消防士の採用試験の流れ
那覇市・消防士の採用試験の申し込みから最終合格までの流れは以下の通りです。
- 受験申し込み
- 1次試験実施 & 1次試験合格者発表
- 2次試験実施 & 最終合格者発表
那覇市・消防士:試験の日程
令和5年度の採用試験は以下の日時で開催予定です。
試験日 | 9月17日(日) |
那覇市が消防士に望む人物像
他の自治体同様、那覇市・消防士の採用試験も、筆記試験より面接による人物重視の傾向にあります。
ちなみに、最終合格までのさまざまな試験を通じて、那覇市は以下のような人を採用したい思いがあります。
- 使命感と責任感を持って積極的かつ柔軟に行動できる向上心のある人
- 思いやりを持ち親切丁寧で、協調性・コミュニケーション力のある人
- 那覇が好きで、社会の一員として信頼や役割を大切にし、市民と協働できる人
要約すると上記ですが、もう少しかみ砕いて説明すると次の通りです。
使命感と危機管理能力:消防士は市民の生命と財産を守る使命を担っています。市民の安全を最優先に考え、危機管理能力を持って業務に取り組むことが求められます。困難な状況にも屈せず、使命感を持ちながら迅速かつ的確な判断を行い、市民の安全を守るために全力を尽くす覚悟が必要です。
技術と知識の習得:消防活動や救急処置に関する専門知識と高度な技術を習得することが求められます。火災の発生原因や消火方法、救急処置などについて幅広い知識を持ち、実践的な技術を習得する能力が必要です。常に最新の情報や技術の研鑽に努め、専門知識を向上させる意欲も重要です。
チームワークとコミュニケーション能力:消防士はチームでの作業が多いため、協力とチームワークが重要です。他のメンバーと円滑なコミュニケーションを図り、効果的な協力関係を築くことが求められます。相互の信頼関係を構築し、協調性を持ちながら任務に取り組むことが重要です。
身体的な能力と持久力:消防士は過酷な環境での業務を担当します。優れた身体能力と持久力を持ち、重い機材の取り扱いや体力を要する活動に耐えることが求められます。定期的な運動や体力維持の努力を行い、体調を管理し、健康な状態を保つことも重要です。
統率力と指導力:消防士はリーダーシップを発揮することも求められます。危機的な状況下で冷静に指揮を執り、チームをまとめて適切な行動を促す能力が重要です。的確な指示や的確な判断力を持ち、メンバーを効果的に指導できる能力を持つことが求められます。
公正性と倫理観:消防士は市民からの信頼を得るために公正かつ誠実な態度で業務に取り組むことが求められます。倫理的な判断を行い、誠実さと信頼性を示すことが重要です。市民の安全と福祉を最優先に考え、市民との関係を築くことも重要です。
以上の要素を備え、那覇市の安全と市民の福祉を最優先に考える姿勢を持った消防士が求められています。
主に面接での発言や振る舞いを見て、上記に当てはまる人材かどうかをチェックされます。
那覇市の採用試験に強い公務員予備校
那覇市の採用試験は言うまでもなく厳しい試験になります。
合格するには他の受験生よりも1歩も2歩もリードしなければならないのですが、その時に大きな力になってくれるのが「公務員予備校」です。
独学で合格できる人もいますが、お金をかけて確実性を買うのは効率が良く、賢い選択だと思いますね。
那覇市・消防士の採用試験について
「採用人数」と「募集職種」は以下の通りです。
令和5年度
消防職Ⅰ | 10名程度 |
消防職Ⅱ(救命) |
令和4年度
消防職Ⅰ | 10名程度 |
消防職Ⅱ(救命) |
令和3年度
消防職Ⅰ | 10名程度 |
消防職Ⅱ(救命) |
令和2年度
消防職Ⅰ | 10名程度 |
消防職Ⅱ(救命) |
試験内容
- 1次試験:教養試験・専門試験
- 2次試験:適性検査・ケース記述試験・個別面接・集団討論・体力測定
※消防職Ⅱ(救命)では専門試験は実施されません
面接試験や適性検査では、人柄や公務員にふさわしい人材かどうかを十分にチェックされます。
特に重視されるのが面接試験なのですが、面接対策で第一にやるべきことは「過去にどんな質問をされたのか」を知ること。
というわけで突然ですがあなたに質問です!
消防士の採用試験でどのような質問がされるかご存知ですか?
面接試験を受けるにあたり絶対に過去問は頭に入れておくべきなのですが、もしどんな質問がされるのか分からずに不安を感じている方はぜひ以下の記事を読んでみてください。
那覇市・消防士の面接試験について
多くの自治体では面接試験の質問材料にするために、面接カードの記入が行われます。
試験当日までに書いておく自治体もあれば、試験当日に現地で書く自治体もあり、その提出時期はさまざま。
そしてご存知のように、公務員試験では筆記試験よりも面接試験に重きを置くようにシフトされています。
ということは、面接試験でより一層人物の品定めをされるということなので、ぶっちゃけ凄くシビアになります。
要するに、「面接試験でつまずく=不合格になる」でして、面接試験で失敗しないためのファーストステップは面接カードを万全に仕上げることになります。
知らなきゃヤバイ!よくある質問と面接カードの書き方
面接試験と聞くと、「質問に普通に答えていけばいいんでしょ?」と、甘く見る人が多いのですが・・・。
それだと間違いなく面接試験で落とされることになるので注意が必要!
私はこれまでに、「当たり障りのない回答ばかりで評価が低くなり試験で落とされた」という受験者を山ほど見てきました。
つまり、「面接官に自分を売り込める回答をしなければ、合格は難しい」ということです。
そんな那覇市の採用試験で合否を決めるといっても過言ではない面接試験ですが、
- 那覇市の面接試験の傾向と対策
- 那覇市でよく聞かれる質問
- 面接での100点満点の回答
上記を知ることで、面接に苦手意識がある人でも有利に進めることが出来ます。
面接に自信がある人も苦手な人も、以下のnoteで那覇市の採用試験でそのまま使える面接攻略法のすべてを解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください!
那覇市・消防士の集団討論について
那覇市・消防士の採用試験では集団討論が行われます。
集団討論とは簡単な自己紹介のあと、複数人の受験者がテーマを与えられて討論する形式の試験になります。
ここを見られてる!?面接官が集団討論でチェックするものとは?
集団討論って多くの人があまり経験がないかと思います。
それもそのはず、集団討論を行う自治体はそれほど多くはありません。
では、なぜこのような珍しい形態の試験を行うのかと言うと、理由は以下の通りです。
他人の意見を聞きつつ、自分の意見も言える「調整力」があるかどうかを見るため。
集団討論はとにかく喋ればいい、と思っている人も多いですが・・・
そういうスタンスだと試験に落とされるので注意が必要です。
那覇市・消防士の適性検査について
消防の適性検査は大きく分けて2タイプの試験があります。
- 簡単な質問に、「はい」「いいえ」で答えて性格や、適性を見抜く試験
- 図形の異同や、共通点を見つける試験
これまでの公務員試験では②を実施する自治体が多かったのですが、近年では「受験者の人柄や性格」を重視するようになっているので、①の適性検査(性格検査)を実施する自治体が増えてきています。
①の試験はあなたの性格や特性、そして「ウソをついているかどうか」を見抜くための試験なので、くれぐれも正直に、そして質問によって辻褄が合わないようにならぬよう注意してください。
舐めると痛い目を見る!適性検査は合否を左右する
近年では面接試験と同じくらいのレベルで適性検査を重視する傾向になっています。
つまり、適性検査をただのアンケートと捉えていると痛い目に合うので注意が必要です。
ちなみに、適性検査では基本的には以下のことを検査するための試験となっています。
- 消防士の仕事に向いているかどうか
- 積極性や情緒が安定しているかどうか
- 社会適応能力があるかどうか
単純な質問を100問以上答えていくことで上記について診断され、その結果を合否の判断材料にされます。
具体的には以下の感じです。
- 人とのコミュニケーションで生じるストレス耐性
- 難しい目標や課題に直面した時に生じるストレス耐性
- 忙しいこと、時間や手間を有する作業等が発生した際のストレス耐性
- 組織の決まりや職務上の制約で行動を制限された際にかかるストレス耐性
- 仕事を最後までやり通すことができるかを見極める
消防士の適性検査で失敗したくない方、そして適性検査の攻略法が知りたい方はぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね。
那覇市・消防士の体力測定について
消防士の試験では体力試験が行われますが、「実際どれくらい出来ればいいの?」と、疑問に思いますよね。
ちなみに那覇市が行なう体力試験の内容は以下の通りです。
- 握力
- 上体起こし
- 立位体前屈
- 反復横跳び
- 懸垂(女性はぶらさがり)
- 20mシャトルラン(往復持久力走)
- 立ち幅跳び
ちなみに、上記のテストでどれくらいの数値を出せばいいのか気になりますよね?
残念ながら、那覇市は具体的な数字を公表していません。
あくまでも、
消防吏員として職務遂行に必要な体力について検査します
とあるので、平均的な記録を残せば問題ないと思います。
ちなみに、警察官の試験では多くの自治体で以下の数字が基準値とされています。
男性 | 女性 | |
握力 | 37kg以上 | 21kg以上 |
上体起こし(30秒) | 12回以上 | 5回以上 |
反復横跳び | 31回以上 | 27回以上 |
20mシャトルラン | 18回以上 | 10回以上 |
立ち幅跳び | 162cm以上 | 113cm以上 |
長座体前屈 | 27cm以上 | 31cm以上 |
警察官の基準値なので、消防士とは違うかもですが、一応参考にしてみてくださいね。
那覇市役所の採用試験の倍率
採用試験の結果は、以下の通りです。
上級消防Ⅰ
試験区分 | 受験者 | 1次合格 | 最終合格 | 倍率 |
令和5年度 | 18 | 8 | 4 | 4.5 |
令和4年度 | 24 | 6 | 4 | 6.0 |
令和3年度 | 31 | 8 | 4 | 7.8 |
令和2年度 | 40 | 7 | 4 | 10.0 |
令和元年度 | 26 | 9 | 4 | 6.5 |
平成30年度 | 22 | 8 | 2 | 11.0 |
平成29年度 | 21 | 5 | 4 | 5.3 |
平成28年度 | 23 | 6 | 1 | 23.0 |
平成27年度 | 46 | 7 | 1 | 46.0 |
平成26年度 | 66 | 9 | 2 | 33.0 |
平成25年度 | 92 | 7 | 1 | 92.0 |
平成24年度 | 57 | 14 | 5 | 11.4 |
中級消防Ⅰ
試験区分 | 受験者 | 1次合格 | 最終合格 | 倍率 |
令和5年度 | 20 | 13 | 2 | 10.0 |
令和4年度 | 35 | 17 | 5 | 7.0 |
令和3年度 | 54 | 13 | 4 | 13.5 |
令和2年度 | 58 | 11 | 2 | 29.0 |
令和元年度 | 51 | 13 | 3 | 17.0 |
平成30年度 | 39 | 7 | 1 | 39.0 |
平成29年度 | 35 | 8 | 4 | 8.8 |
平成28年度 | 47 | 7 | 1 | 47.0 |
平成27年度 | 53 | 8 | 1 | 53.0 |
平成26年度 | 64 | 8 | 1 | 64.0 |
平成25年度 | 88 | 7 | 1 | 88.0 |
平成24年度 | 49 | 8 | 2 | 24.5 |
初級消防Ⅰ
試験区分 | 受験者 | 1次合格 | 最終合格 | 倍率 |
令和5年度 | 33 | 15 | 6 | 5.5 |
令和4年度 | 51 | 14 | 4 | 12.8 |
令和3年度 | 47 | 14 | 5 | 9.4 |
令和2年度 | 57 | 12 | 5 | 11.4 |
令和元年度 | 38 | 14 | 4 | 9.5 |
平成30年度 | 26 | 6 | 1 | 26.0 |
平成29年度 | 39 | 6 | 1 | 39.0 |
平成28年度 | 48 | 7 | 2 | 24.0 |
平成27年度 | 50 | 7 | 1 | 50.0 |
平成26年度 | 68 | 9 | 1 | 68.0 |
平成25年度 | 66 | 7 | 1 | 66.0 |
平成24年度 | 51 | 7 | 1 | 51.0 |
消防Ⅱ(救命)
試験区分 | 受験者 | 1次合格 | 最終合格 | 倍率 |
令和5年度 | 13 | 8 | 5 | 2.6 |
令和4年度 | 19 | 10 | 3 | 6.3 |
令和3年度 | 20 | 11 | 3 | 6.7 |
令和2年度 | 29 | 9 | 4 | 7.3 |
令和元年度 | 34 | 13 | 2 | 17.0 |
平成30年度 | 27 | 7 | 2 | 13.5 |
平成29年度 | 22 | 10 | 4 | 5.5 |
平成28年度 | 22 | 8 | 3 | 7.3 |
平成27年度 | 20 | 7 | 1 | 20.0 |
平成26年度 | 採用なし | |||
平成25年度 | 29 | 6 | 3 | 9.7 |
平成24年度 | 18 | 5 | 2 | 9.0 |
那覇市役所の給料・ボーナスその他まとめ
那覇市役所(行政職)の給料やボーナスといった各種データは以下の通りです。
平均年齢 | 41.1歳 |
平均年収 | 564万7300円 |
平均月額基本給 | 30万2800円 |
平均総支給給料(月額) | 35万3500円 |
ボーナス | 140万5300円 |
退職金(60歳定年) | 2314万3000円 |
那覇市・消防士の初任給は?
那覇市・消防士の初任給は次の通りです。
大卒 | 18万5200円 |
短大卒 | 16万7100円 |
高卒 | 15万4600円 |
さいごに
那覇市・消防士の採用試験情報についてまとめてみました。
函館市・消防士の採用試験情報についてまとめてみました。
長い記事になりましたが、今回は以上で終わりにしたいと思います。
と言いたいところですが、最後に1点だけ!
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