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宝塚市の「就職氷河期世代を対象とした職員募集」のニュースを見て思ったこと

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先日、宝塚市が就職氷河期世代を対象として、正規職員を3名募集したところ、全国から応募者が殺到し、倍率が600倍を超えたというニュースを見ました。

この記事では、実際に就職氷河期世代である公務員の私が思うことについて書いていきたいと思います。

宝塚市が就職氷河期世代を募集

宝塚市がバブル崩壊後に不況に直面し、まともな就職できなかった「就職氷河期世代」を対象に、3名ほど正規職員(公務員)を募集したところ、応募者が殺到したというものです。

▶︎倍率600倍、就職氷河期世代採用に応募者殺到 宝塚市「国や他の自治体も」

 

宝塚市は、安定した働き場所を提供しようと、今後3年間、新卒や社会人採用とは別に事務職として高卒以上の3人程度を採用するとのこと。

予想以上に反響があり、試験会場も3カ所から10カ所に増やして対応するそうです。

受験資格が氷河期世代であることと、高卒という条件だけなので、これからもっと応募者が増えるんだと思います。

 

就職氷河期世代の私が思うこと

就職活動をしていたリアルタイムでは、「まぁ就職活動ってこんなもんなんだろうな」くらいに、特別就職が決まりにくいとか、世の中の不況具合がヤバイとか感じていませんでしたが・・・

今改めて考えると大変な時代だったんだなと思います。

 

私は比較的ラクに就職が決まり、その後公務員への転職も出来たため、努力は当然しましたがある意味「運が良かった」のかもしれません。

しかし、世の中にはいまだにまともな働き口がない就職氷河期世代の方がたくさんいるため、こういった宝塚市の取り組みは素晴らしいことだと思います。

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就職氷河期世代はどうなっていくのか?

このニュースを見たとき、良いことだと思ったのとともに、アラフォー世代になった氷河期世代がいきなり公務員として働けるのか?ということを感じました。

仕事を教えてもらえば窓口業務は出来ます。

でも、職場に溶け込むとか、そういった人間関係の部分で大変な思いをすることになるのではないでしょうか?

公務員の仕事は民間企業に比べて楽かもしれませんが、人間関係が特殊だったり、民間の仕事とは違った気苦労があります。

公務員に転職希望な人ということは、

 

  • 現在安定した仕事をしていない
  • 資格やスキルがない

 

上記の可能性が高いため、仮に公務員として採用されても、厳しい現実と戦い続けないといけないのかなと。

「公務員は安定してる」という、決して甘いだけの話じゃないと個人的には思っています。

赤ずきん
赤ずきん
ちなみに、無職やフリーターからでも公務員を目指すことは十分可能でして、その方法については以下の記事で解説しています。
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就職氷河期世代への対応が10年遅かった

2019年になってからようやく、氷河期世代への仕事斡旋に取り組んでいますが、国が雇用するというのは今回の宝塚市が初の試みです。

それ自体は大変素晴らしいことだと思うのですが・・・10年遅いですね。

30歳前後であれば、社会人経験者枠や中途で公務員になる人の年齢と変わらないので、能力を発揮したり職場に溶け込むのも比較的容易かもですが、

ぶっちゃけ40歳前後だと遅すぎるというのが本音ですね。

 

また、あえて厳しいことを言うと、氷河期世代が大変だったとは言え大半の人はちゃんと正社員として働いており、家庭を持って家族を養っています。

正社員になれないことは、氷河期世代には理解や同情を得られるかもですが、別の世代からは「正社員になれない=無能」と思われる覚悟は必要なのかなと。

 

氷河期世代が就活していた頃とは違い、公務員は年々優秀な人が増えています。

政令指定都市のような大きな自治体では、大企業に勤めてる人よりも優秀な人がいるくらい。

なので公務員になれたとしても、上の世代や下の世代からさげすんで見られることも・・・あるかもしれないですね。

 

ちなみに、市役所で働く公務員の給料やボーナスについては以下の記事でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。

全自治体で氷河期世代対策をして欲しい

私が氷河期世代ということもありますが、宝塚市だけでなく、全国の自治体で氷河期世代を率先して採用して欲しいと思います。

 

本人の努力が足りなかったと言われたらそれまでですが、2000年から2004年くらいまでの期間は本当に就職するのが大変な時代でした。

たまたまその時に就職するような時代に生まれただけで圧倒的な不利益をこうむっている訳ですから、出来れば国に何とかしてもらいたいですね。

とくに、ここまで正社員として働けていない人たちが「なんかもう人生どうでもよくなった」と自暴自棄にならないためにも、恵まれている世代が手を差し伸べるべき。

 

もちろん、氷河期世代に言い訳ばかりして働く気がない人が多いのも事実ですが、これも時代のせいだと理解してあげることも必要だと思います。

そうしなければ、この先もずっと報われないと思って、何か犯罪に走る人が出てきてもおかしくないと思うんですよ。

これは極論かもですが、まぁ無い話ではないのかなと。

 

というわけで今回は以上になります。

宝塚市が就職氷河期を採用するというニュースで、氷河期世代である公務員の私が思ったことを語ったお話でした。

 

就職氷河期世代が面接官に自分を売り込み合格を勝ち取る方法とは

もしかするとこのページを読んでいるあなたは、公務員試験にチャレンジはするけどたぶんダメかもしれないといった心境かもしれません。

もしくは過去に試験に挑戦してはみたけれど、行動しても結局はうまくいかなかったという挫折を繰り返してきたかもしれません。

筆記試験の勉強をして知識を定着させて、さらには面接スキルをみにつけたりというのは、ずいぶんと遠い道のりだな・・・なんて思っていませんか?

公務員になるのなんて自分には無理だ・・・と思っていませんか?

 

そう思われる気持ちも分かります。

 

他でもない私自身がかつては公務員試験に合格する前は、社会人が公務員になるのはすさまじいまでの努力や才能が必要で、

とんでもなく難しくて、ごくごく一部の頭の良い人だけが公務員になれるのだろうな・・・なんて勘違いしていました。

 

ですが、安心してください!

 

公務員試験に合格するのは難関大学に合格するようなレベルじゃありません。

何千・何万人の頂点に立たないといけないレベルにならなくても、公務員試験に合格程度なら誰でもできるのです。

限界まで自分を追い込んで勉強する必要はありませんし、2年、3年と気の遠くなるような時間を割いて努力するようなものでもありません。

そんなアスリートがトップを目指すような苦労ではなく、面接試験で自分を売り込むことが出来るようになれば、その辺にいる他の受験者よりも圧倒的に有利になれます!

 

さて、自分を面接官に売り込むために必要なことは、どんな人にもたどり着けないような圧倒的なスキルを習得することでもなく、

これまで誰も思いつかなかったような斬新なテクニックやアイデアを使うことでもありません。

社会人や就職氷河期世代の採用試験の面接で頻出の質問を抑えて、すでに何人も成功している人の「正しい回答」をマスターすればいいのです。

 

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