公務員の面接試験の前に一度でもボランティア活動をしておきたいあなた。
しかし、ボランティアといっても何をすればいいのか分からないですよね。
被災地への応援?街の清掃?募金活動?
考えれば考えるほど、分からなくなってしまうと思います。
ボランティア経験の有無によって、公務員試験の合否には直接影響することはありません。
しかし、面接試験で「ボランティアをした経験はありますか?」と質問された時に、したことがない理由を説明する自信がない人は、ボランティア活動を1度でも経験しておいた方がいいでしょう。
本文では、公務員志望者がボランティアをする際におすすめの活動を紹介しています。
今から説明するポイントを押さえながら、ボランティア活動を探すことで、面接で質問されても困らない経験作りができますよ!
もくじ
まずは自分自身に向いているかどうか
ボランティアを探す前に自分のことをしっかりと分析しておきましょう。
ボランティアというのは多種多様であると同時に、向き不向きも必ずあります。
ここ最近、日本各地で地震や大雨による土砂崩れ、河川の氾濫などで町や住宅が壊滅状態になる災害が増えています。
瓦礫(がれき)や土砂の撤去など、被災地の現場での主な仕事が力仕事なのは言うまでもありません。
そんな現場でボランティアは大活躍していますが、力仕事が苦手な人が活動をしに行くとどうでしょうか?
家の中を片付ける段階までいっていたら活躍の場はありますが、まだ災害初期の段階だと力仕事がメインなのでハッキリ言って足手まといになるでしょう。
また、子供にスポーツや勉強を教えるといったボランティアもありますが、コミュニケーションが得意じゃなかったり、そもそも子供が苦手というタイプの人は何かを教えるといった活動は向いていないと思います。
このように得意不得意、向き不向きというのは必ずあるんです。
世のため人のためであるボランティア活動をするためにせっかく行くのですから、自分の性格、特徴を分析してからボランティアの職を探しましょう。
真偽が定かではない情報に振り回されないで
公務員試験の情報って真実も嘘も含め、色んな情報が飛び交っていますよね。
あなたが手にした情報が嘘である可能性もあるので、やたら飛びつくのではなく、自分の目で確かめるようにしてください。
「ボランティア経験がないと公務員試験は落とされる」
「◯◯のボランティアをすれば面接で有利になる」など、嘘の情報に振り回されると余計なエネルギーを使う羽目になってしまいますよね。
ちなみに、ボランティア活動の経験の有無が公務員試験でどのように影響するかについては、公務員試験に合格するにはボランティア経験って必要?について徹底解説!の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。
どんな活動をしているか見に行こう
ボランティア活動は多種多様、色々な活動があります。
たまたまあなたの住んでいる近くで災害があったらボランティアに行きやすいですし、休みを利用すれば他の都道府県に応援に行くことも可能です。
また、身近な所だと公園や道路の清掃、通学路の旗振りや、献血の呼びかけなどもボランティアの一環ですね。
興味のある、もしくはやってみたいボランティアが見つかったら、見学しに行って実際にどんな活動をしているか自らの目で確かめてみましょう。
百聞は一見にしかず!ってやつですね。
「◯◯は非常にやりがいのあるボランティア」なんて書いてあったとしても、それがあなたにとってやりがいがあるかどうかなんて分かりませんよね。
見聞きしただけでは分からないことでも、実際に現場に行き、空気を感じ取ることで見えてくるものってありますからね。
ボランティアを仕切っているスタッフの人間性は良さそうか、ボランティアをしている人たちは親切そうかなどを見てみましょう。
人間関係や人柄というのは紙面上では分からないですからね。
公務員試験の面接で「ボランティアで得られたことは何ですか?」と聞かれて、笑顔で経験を語れるようにするためにも自分に合ったボランティアをしましょう。
そして、そのためには活動前に見学ができるなら見ておきましょう。
そのボランティアをやりたいと思ったら、現在やっている人に「私もやりたいんですけど、どこに確認を取ればいいですか?」と聞くようにすればスムーズに事が運びます。
許可が必要・不要なボランティアがある
ボランティアの中には自治体や仕切っている団体に許可が必要なものと、勝手に行っていいものがあります。
許可が必要なものとしては、
- 被災地での手伝い
- 通学路の旗振り
- 献血の呼びかけ
などです。
空き巣被害などの問題もあり、最近では被災地の手伝いも身分証を提示したりといった登録や許可が必要なケースが増えています。
逆に、勝手に行っていいものの代表は「清掃」ですね。
公園や道路のゴミや落ち葉などの清掃を勝手にしていたからといって、誰の迷惑にもならないですからね。
ただし、清掃の場合は近隣住民に顔を覚えられるくらいまで続ける必要がありますので、時間を取られるためあまりおすすめしません。
あなたがボランティアをする目的はあくまで「公務員試験」のためですからね。
何度もやらないといけないボランティアはハッキリ言ってコスパが悪いんです。
というのも、本当にその辺りでボランティアをしていたかどうかなんて、調べようと思ったら簡単に調べれるものです。
目撃情報がなければあなたは「嘘つき」のレッテルを貼られる可能性がありますので注意が必要です。
ボランティアの経験を公務員の仕事にどう役立てるかまで考えよう
ボランティアはただすればいいというものではありません。
では、なぜボランティアをするのかをまず考えてみてください。
「公務員試験で有利になるからボランティア活動をする」という事ではないですよね?
先ほども軽く触れましたが、ボランティア経験の有無は合否には影響しません。
それなのになぜボランティア活動をしておいた方がいい、と私が言っているかと言いますと、
「ボランティア経験はありますか?」と面接官から質問された際にボランティア経験が無い場合、なぜ今まで1度もしなかったのかを説明しなければならないくらいならボランティアをしておきましょうよ、ということです。
1度でもボランティア活動をしたらドヤ顔でその経験を語れますからね。
また「ボランティア活動をしたことがある」と答えた後に、必ず掘り下げられる質問があります。
それは「その経験を今後公務員の仕事にどのように活かしていけますか?」という質問です。
ここまでを1セットとして回答することができれば、あなたの評価は1up!することでしょう。
なので、ボランティアをとりあえずやってみた!で終わるのではなく「その活動から得た経験を公務員の仕事にどう活かしていくか」までをしっかりと考えて準備しておきましょう。
「ボランティアをしたから合格できる」というわけではないことを知っておこう
1つ勘違いしないでおいてほしいのが「ボランティア活動をした=公務員試験に合格できる」というわけではないということです。
というのも、ボランティア経験をしたからといって面接試験で加点されることはありません。
むしろ、ボランティア経験の質問がきた時に活動経験がなく、その理由を説明するのにしどろもどろになって減点されないためにボランティアをするのです。
加点のためではなく、減点されないためですね。
そのことが分かっていなければ、ボランティア活動をしたにもかかわらず試験に落ちてしまった瞬間「ボランティアまでしたのになんなんだよ!」と落胆してしまうことがあるからです。
どんなに頑張って準備してしても、上手くいかないことや他の受験者が上だったということなんていくらでもあります。
なので「ボランティアをしたから」と期待してしまうことには注意しておきましょう。
さいごに
ボランティア活動ってどのように探せばいいの?と悩んでる人は、まずは自分に向いている活動が何かについて考えることから始めましょう。
やってみたけど自分に合わずにストレスでしかなかった・・・
という結果では、せっかく役に立とうとボランティアをしたにもかかわらず、タメになった経験として面接で話すことができませんよね。
なので、「ボランティアの経験を今後どのように活かしていけるか」を、面接官にしっかり話せるようにするためにも、事前の調査はしっかり行っておきましょう。
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