「銀行はオワコン」なんてことをよく聞くようになったけど、たしかに今後AIが本格的に導入されると銀行業務は一気に効率化されます。
そうなると近い将来、銀行員は大幅にリストラに遭うことになるので・・・将来はかなり暗いと思います。
じゃあどうすればいいか?ですが、結論から言うと、「銀行員こそ公務員に転職すべき」です。
本文では、
- 将来を考えるなら、銀行員は公務員に転職すべき
- 銀行員が公務員に転職する具体的なステップ
について解説しています。
そしてさらに、「公務員の将来性だって怪しくない?」と思う方にとって、安心していい3つの理由。
そして、まだ転職とか考えられない・・・という銀行員がとりあえずすべきことについても解説していきます。
将来が不安な銀行員の方にとってわりと参考になると思うので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
もくじ
将来を考えるなら、銀行員は公務員に転職すべき3つの理由
銀行員の将来はヤバイとかって最近よく聞くこともあるかと思いますが、それは煽りとかではなく真実の話です。
せっかく将来安泰かと思って銀行員になったのに・・・という方も多いかもですが、ぶっちゃけ銀行員はオワコンだと思います。
なので、現実をしっかりと受け止めて、なるべく早く対策を取るのが正解かなと。
具体的な脱出方法はシンプルでして、「今すぐ公務員に転職すべき」です。
なお、銀行員が公務員に転職した方がいい理由は以下の通りです。
- 銀行に将来性は無い
- 公務員は銀行員の転職先として最適
- 公務員への転職は早ければ早いほど良い
①:銀行に将来性は無い
これまでは公務員と並び、安定の象徴だった銀行員ですが、現実は以下の通りです。
- 銀行の業務で儲かる時代じゃない
- AIにより圧倒的に人手が要らなくなる
- そもそも銀行の体質、文化は時代遅れ
- 既に40代以上のリストラが始まっている
上記のような理由が、銀行員として定年まで働き続けるのは難しいと言われる所存ですね。
確かにキャッシュレスが進み、仮想通貨が普及すれば国内だけでなく国際送金も圧倒的に簡単に行えるようになるため、そもそも入金などで銀行が要らなくなります。
また、今後本格的にAIが台頭してくると窓口で働く銀行員も、今より少人数で業務を回すことができるようになります。
ちなみに、銀行に将来性がない話については、以下の記事で深掘りしていますので合わせて読んでみてくださいね。
②:公務員は銀行員の転職先として最適
銀行員が転職するのに公務員をオススメするのには理由がありますが、それは以下の通りです。
- 銀行員と公務員は必要なスキルがマッチしている
- 銀行員と公務員はタイプが似ている
- 公務員は銀行に比べてホワイト
- 大都市の自治体なら給料水準も維持できる
銀行員と公務員は、実は必要なスキルや性格で似ている点が多いんです。
たとえば銀行員や公務員と聞いてイメージする性格ってどんな感じですか?
おそらく「真面目」とか「几帳面」といった性格の人が多いイメージを思い浮かべると思います。
お客様から預かったお金を管理する銀行員と、市民の個人情報などを取り扱う公務員は、一見違う仕事のように感じるかもですが・・・
本質的なところは非常に似ているんです。
また、「銀行といえばブラック」と言われる通り、銀行員の仕事はノルマや残業で消耗しがち。
それに比べて公務員の仕事は「残業ゼロ」とまではいかないですが、銀行と比べると圧倒的にホワイトな職場と言えます。
③公務員への転職は早ければ早いほど良い
ここまで本記事を読んでみて、「じゃあ、もし転職する気になったら公務員への転職を考えてみようかな」と思ったあなた。
そんな感じで悠長に構えるのはNGです。
なぜなら、公務員への転職は先延ばしにすればするほど狭き門になるからです。
また、民間企業同様、公務員も転職するなら若ければ若いだけメリットが大きいから。
- 今後、公務員への道はどんどん狭くなる
- 公務員になるには、若ければ若いほどいい
実は公務員への転職も景気の動向に左右されるというのをご存知ですか?
2010年代に入ってくらいから公務員の採用は少しずつ増えて来ていますが、就職氷河期真っ只中の2000年前後は民間企業だけでなく公務員の採用も大幅に削られていました。
理由はシンプルでして、世の中が不景気だから。
当たり前の話ですが、公務員の給料は税金から支払われています。
ということは、不景気のときは公務員の採用人数を絞るため、必然的に競争率が上がり、公務員になるのが難しくなります。
また、採用する自治体サイドとしては、30歳過ぎた人よりも20代前半の若い人の方がいいのは言うまでもありません。
なので、転職する気になったら・・・などと悠長に考えるのではなく、今の仕事に不満があったり、銀行の未来に不安しかないなら、今すぐ公務員への転職を考えるべきだと思います。
ちなみに、実際に銀行員から公務員に転職した、当ブログの読者様へのインタビュー記事は以下になります。
銀行員から公務員への転職の生の声なので、同じ境遇の方にとっては大変貴重な情報だと思います。
公務員の将来も不安?→心配要らない3つの理由
「銀行はオワコンだから公務員に転職しろ」って言っても、公務員だって十分将来性は不安って話も聞くんだけど・・・
このような疑問にお答えします。
ちなみに、公務員に転職しても将来大丈夫な理由は以下の通りです。
- 公務員の仕事は無くならない
- 公務員の仕事は窓口業務だけではない
- 時間があるので副業もしやすい
①:公務員の仕事は無くならない
上記の動画でホリエモンが語っている通り、たしかに民営化やAIによって窓口業務の大部分の仕事を奪われるでしょう。
具体的には、下記の仕事は人間がやらなくてもよくなりそうですね。
- 各種データの入力
- 各種情報の管理
- 帳票発行(住民票など)
というわけでこれらの仕事は無くなりそうですが・・・
とはいえ、「市役所から公務員がいなくなる」という状況も現実的ではないですよね。
予算の作成はAIには任せないでしょうし、
複雑な年金や保険の説明はコミュニケーションを取りながらじゃないと難しいし、
そもそも警察、自衛隊などの公安系や消防の仕事は人の手じゃないと無理。
実際、AIが単純な業務をしてくれるようになったら、少しずつですが公務員の専門性が高まるのかなと個人的には思っています。
②:公務員の仕事は窓口業務だけではない
繰り返しになりますが、AIに仕事を奪われる仕事の大半は窓口業務です。
しかし、公務員の仕事で窓口業務はほんの一部分であり、自治体で働く公務員の多くは窓口以外で仕事をしています。
たとえば下記の感じですね。
- 企画:自治体のPRから、市政を行う
- 総務:職員のための仕事を行う
- 人事:人事異動や採用を行う
- 教育委員会:学校のあれやこれ。教員の人事も行う
このように、窓口業務が無くなったとしても、公務員が働く部署はたくさんあるんです。
また、自治体では職員の給料を計算したりする「庶務」と呼ばれる仕事があるのですが、お金に精通している銀行員なら即戦力ですし、ニーズも高いかなと思います。
また、銀行で営業の仕事をしていた人なんかは、観光課で自治体のPR活動をするのなんかもはまり役かもしれません。
③:時間があるので副業もしやすい
今後仮に給料が下げられても、公務員も副業をして本業以外で稼ぐのが一般的になってくると思います。
事実、神戸市と生駒市あたりは公務員の副業をいち早く認めています。
このように、公務員界隈でもAI化と並んで最近話題なのが「副業」です。
公務員といえども今後年金がどうなるかは分からないので、若いうちから自分で稼いで将来に備えておくのは重要かなと思います。
年功序列と終身雇用を後ろ盾にしつつ、副業で自分でも稼ぐというのが近い将来、公務員のトレンドになるというわけです。
「銀行員を続けながら副業して稼げば、公務員に転職しなくてもいいんじゃないの?」という方もいるかもですが・・・
ぶっちゃけ銀行員をしつつ副業をするほどの時間の余裕って無いですよね?
逆に公務員は余程の激務な部署に配属されない限りは比較的時間に余裕があります。
なので、公務員と副業は相性がいいんです。
ちなみに、公務員と副業は相性が良いと言いましたが、中でもブログは最強に相性バッチリです。
それについては、以下の記事で詳しく解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
銀行員が公務員に転職するための3つのステップ
公務員への道は、シンプルに3ステップでOKです。
- 公務員専門学校を選ぶ
- 公務員専門学校を利用して勉強する
- 面接対策をする
あなたに合った公務員専門学校を選べば、あとはカリキュラムに従って勉強するだけです。
独学とは違い、効率的な勉強、面接のノウハウなどは全て公務員専門学校に任せておけば間違いありません。
①:公務員専門学校を選ぶ
転職を考えたら、最初にすべきことは公務員専門学校を比較・検討、そして選ぶことです。
そして、公務員への転職を考えるには、以下のことをまずは決めましょう。
- なりたい職種を決める
- 受験する自治体を選ぶ
- 試験本番までの計画を立てる
そして、上記を決めるための情報を正確に与えてくれるのが公務員専門学校です。
私も実際に公務員専門学校を利用しましたが、控えめにいって最高でした。
もちろん努力はしましたが、公務員専門学校を利用していなかったら半年で公務員試験に合格はできていなかったと思います。
ちなみに、私が利用した「資格の大栄」を含めたオススメの公務員専門学校については、以下の記事で解説しています。
②:公務員専門学校を利用して勉強する
公務員専門学校をどこにするかが決まれば、次は1次の筆記試験に向けて勉強にフルコミットです。
- 出題数の多い、数的処理から始める
- コスパの悪い科目は捨てる
- 効率的な暗記方法で勉強する
といった方法で進めるのがセオリーですが、その辺りは公務員専門学校が教えてくれるので、身をゆだねても大丈夫かなと思います。
ちなみに、現在は民間企業の景気がいいので、公務員試験の倍率は一時期に比べて若干下がっていますが・・・
とはいえ、今後景気が悪くなる可能性の方が高く、そうなるとまた採用を絞られて倍率が上昇するので、1日でも早く公務員試験に合格できるよう頑張ることが大切です。
③:面接対策をする
筆記試験の勉強がある程度進んだら、同時進行で面接対策も行いましょう。
当ブログでも繰り返し言ってることですが、公務員試験は年々、筆記よりも面接に重きをおくようになっています。
というのも、1次試験、2次試験の両方で面接試験を行う自治体も増えてきていますからね。
なので、筆記試験で点を取れれば合格できるという訳ではないので、ある意味筆記の勉強よりも面接対策に力を注ぐべきだと思います。
ちなみに、よく聞かれる質問の回答くらいは最低限、事前に用意しておくべきでして、それらについては以下の記事で紹介しています。
転職に踏み切れない銀行員がとりあえずやるべきこと
公務員に転職すべき!と言われても、個人の事情があって「すぐには転職できない」という人もいるはず。
そのような方がとりあえずやっておくといいことについて紹介したいことがあります。
それは「今のあなたの市場価値を診断すること」です。
つまり、銀行員として働くあなたが、今転職した場合の年収を把握しておくことです。
もし大幅に年収が下がるようなら今の仕事を続けた方がいいかもですし、年収が変わらない、もしくはアップするなら、将来性のない銀行員を続けるメリットもないということです。
あなたの市場価値を調べる方法
ちなみに、今のあなたの市場価値はMIIDAS(ミイダス)の市場価値診断で簡単に調べることができます。
あなたのスペックを入力するだけで、以下の2点を無料で知ることができるんです。
- 今のあなたの市場価値(年収)
- 今のあなたにオファーする会社があるかどうか
「入力するのめんどくさいしやる気が起きないなぁ・・・」という方もいるかもですが、純粋に今の自分がどれくらいの価値があるのか知ってみたくないですか?
ちなみに私はそういうの気になるタイプなのでやってみたのですが、公務員として働く今よりも高い年収をくれる会社もありました(笑)
そういう結果が出ると、転職するしないに関わらず嬉しいですよね。
なので、遊び感覚でもいいのでとりあえず市場価値診断をやってみることをオススメします。
▶︎自分の価値は、 MIIDASの市場価値診断で知ることができます
まとめ
- 銀行に将来性は無い
- 公務員は銀行員の転職先として最適
- 公務員への転職は早ければ早いほど良い
銀行員が公務員に転職するべき理由について、まとめてみました。
悲報ですが、銀行に就職すれば定年まで安泰という時代は終わりました。
なので、銀行員になれるほどの優秀な人なら公務員に転職すべきでして、転職するタイミングとしては「早ければ早いほど良し」です。
公務員に転職して、年功序列と終身雇用の後ろ盾があれば、将来への不安は圧倒的に減ること間違いナシです。
ちなみに、公務員への道はシンプルに3ステップでOKです。
- 公務員専門学校を選ぶ
- 公務員専門学校を利用して勉強する
- 面接対策をする
40代になってからリストラされても遅いですから、なるべく早く今のうちに勉強して公務員に転職し、将来の不安を無くしましょう。
▶︎自分の価値は、 MIIDASの市場価値診断で知ることができます
ケース別、おすすめの公務員専門学校
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