人口50万以上を擁する市のうち、政令で指定された大都市を「政令指定都市」、もしくは「政令市」と呼びます。
2020年現在、政令指定都市は全国に20都市あり、公務員試験では人気が高く、どこも高い競争率となっています。
政令指定都市の採用試験は、教養試験のみだったり、専門科目も出題されたりと、自治体によって様々。
そんなわけで、
本文では、
政令指定都市の採用試験【全20都市】
についてまとめました。
自治体別にまとめていますので、あなたの志望する政令指定都市の記事を読んでみてくださいね。
もくじ
【No.01】札幌市役所
北海道の札幌市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 196万2000人 |
政令市になった年 | 1972年 |
区の数 | 10 |
北海道だけでなく東北からの受験者も多いので、採用人数は多いですが、倍率も高めです。
最終合格までに2度も個別面接があるので、筆記試験よりも断然、面接試験の重要度が高くなっています。
また、政令市の採用試験でよく実施される論文試験ですが、札幌市では実施されないので、ぶっちゃけ面接で全てが決まるといっても過言ではありません!
札幌市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.02】仙台市役所
宮城県の仙台市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 109万1000人 |
政令市になった年 | 1989年 |
区の数 | 5 |
仙台市役所は、ありとあらゆる試験で受験者をふるいにかけるので、合格までの道のりはかなり険しいです。
最終合格までの、「個別面接」「集団面接」「論文試験」「適性検査」に打ち勝つ、優秀な人材を採用したい思いが強い自治体です。
面接で求められる「コミュニケーション能力」だけでなく、筆記試験や論文では「基礎学力」をチェックされます。
仙台市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.03】さいたま市役所
埼玉県のさいたま市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 131万1600人 |
政令市になった年 | 2003年 |
区の数 | 10 |
さいたま市役所は、ありとあらゆる試験で受験者をふるいにかけるので、合格までの道のりはかなり険しいです。
さいたま市役所は、「市民と街が発展していくために尽力できる人」を採用したい思いがある自治体です。
面接で求められる「コミュニケーション能力」だけでなく、筆記試験や論文で「学力」までチェックされるのですから、かなり難易度が高いですね。
さいたま市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.04】千葉市役所
千葉県の千葉市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 98万2000人 |
政令市になった年 | 1992年 |
区の数 | 6 |
合計3度の面接試験で徹底的に人柄と熱意を吟味されるので、コミュ力とこれまでの人生経験が物を言います。
千葉市役所はありとあらゆる試験を通じて、「自治体の改革・改善に尽力できる人」を採用したい思いがある自治体です。
2度の面接ではコミュニケーション能力、そして「千葉市役所で働きたい」という熱意をチェックされることになるので、面接の準備は万全にして臨む必要があります。
千葉市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.05】横浜市役所
神奈川県の横浜市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 374万9000人 |
政令市になった年 | 1956年 |
区の数 | 18 |
面談と面接という、2種類の面接試験を実施するのが横浜市役所の採用試験の特色です。
横浜市役所はありとあらゆる試験を通じて、真面目で誠実な「The 公務員」というような人材を採用したい思いがある自治体です。
横浜市役所は他の自治体同様、筆記試験よりも面接試験に重きを置いているので、「横浜市役所で働きたい」という熱意が合否のポイントになります。
横浜市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.06】川崎市役所
神奈川県の川崎市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 153万9000人 |
政令市になった年 | 1972年 |
区の数 | 7 |
「総合筆記試験」という試験を実施するのが川崎市役所の採用試験の特色です。
通常の試験よりも出題科目が少ないので、受験者からするとありがたい試験ですね(笑)
川崎市役所は面談・面接・集団討論と、合計3種類の人物試験により、優秀な人材を採用したい思いの強い自治体です。
川崎市役所は他の自治体同様、筆記試験よりも面接試験に重きを置き、「川崎市に貢献したい!」というやる気を合否材料としてチェックします。
川崎市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.07】相模原市役所
神奈川県の相模原市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 72万3000人 |
政令市になった年 | 2010年 |
区の数 | 3 |
3次試験まで行われるのが相模原市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次が最終試験なので、受験者からすると合格までが遠くてしんどいですね(苦笑)
相模原市役所は、2度の面接試験や論述試験を通じて、「公務員としての自覚があり、チャレンジ精神に溢れた人材」を採用したい思いの強い自治体です。
相模原市役所の行政職の採用試験は教養試験のみと、筆記試験にはあまり重きを置いておらず、とにかく面接でやる気を合否材料としてチェックします。
相模原市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.08】新潟市役所
新潟県の新潟市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 79万3000人 |
政令市になった年 | 2007年 |
区の数 | 8 |
3次試験まで行われるのが新潟市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次までなのに対し3次試験まで行われるので、正直、受験者の立場からするとしんどいですね(苦笑)
新潟市役所は最終合格までに3度も面接試験が行われるのですが、「新潟市に貢献してくれる人材かどうか」を受け答えやビジネスマナーから探る目的があります。
新潟市役所は他の自治体よりも面接試験に重きを置いているため、しっかりと面接対策を準備していないと・・・厳しい結果になるかもです。
新潟市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.09】静岡市役所
静岡県の静岡市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 68万9000人 |
政令市になった年 | 2005年 |
区の数 | 3 |
ありとあらゆる試験でふるいにかけるのが静岡市役所の採用試験の特色です。
個別面接が2度、そしてグループワークまで行われるので、合格するにはコミュニケーション能力が必須ですね。
静岡市役所は合計3度の人物試験により、責任感があるかどうかや、「静岡市で働きたい!」という熱意をはかろうとしています。
他の自治体同様、圧倒的に面接試験に重きを置いているため、合格までの道のりはよりシビアになっています。
静岡市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.10】浜松市役所
静岡県の浜松市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 79万人 |
政令市になった年 | 2007年 |
区の数 | 7 |
3次試験まで行われるのが浜松市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次までなのに対し3次試験まで行われるので、合格への道のりは険しくなっています。
面接・小論文・適性検査と、オーソドックスな試験内容となっており、様々な試験を通じて「住民の立場に立って考えられる人」を採用したい思いのある自治体です。
浜松市役所はオーソドックスな試験だからこそ、合格するには正攻法で立ち向かうのが一番の秘訣だと思います。
浜松市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.11】名古屋市役所
愛知県の名古屋市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 232万4000人 |
政令市になった年 | 1956年 |
区の数 | 16 |
2度の面接試験で人柄と熱意を吟味されるので、しっかりと自己PRが出来るかどうかで合否が決まります。
面接試験や論文試験を通じて、「名古屋をより良くしたい!」という熱い思いのある人を採用したい狙いがあります。
名古屋市は全国的にもメジャーな都市なので、近隣からも受験者がたくさん集まり、大変人気の自治体となっています。
名古屋市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.12】京都市役所
京都府の京都市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 146万3000人 |
政令市になった年 | 1956年 |
区の数 | 11 |
3次試験まで行われるのが京都市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次が最終ですが、京都市役所の採用試験は3次まで行われるので、合格への道のりは険しくなっています。
最終合格までに行う3度の個別面接を通じて、「京都を愛し、明るい街づくりを担う人材」を採用したい狙いがあります。
京都市は日本を代表する都市なので、近隣からも受験者がたくさん集まり、大変人気の自治体となっています。
京都市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.13】大阪市役所
大阪府の大阪市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 275万1000人 |
政令市になった年 | 1956年 |
区の数 | 24 |
3次試験まで行われるのが大阪市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次が最終ですが、大阪市役所の採用試験は3次まで行われるので、合格への道のりは険しくなっています。
最終合格までの2度の個別面接とグループワークを行い、人柄と熱意を十分に吟味して採用したい狙いがあります。
大阪市は日本を代表する都市なので、近隣からも受験者がたくさん集まり、大変人気の自治体となっています。
大阪市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.14】堺市役所
大阪府の堺市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 82万6000人 |
政令市になった年 | 2006年 |
区の数 | 7 |
3次試験まで行われるのが堺市役所の採用試験の特色です。
大半の自治体は2次が最終ですが、堺市役所では3次まで行われるので、合格への道のりはよりシビアになっています。
面接試験でコミュニケーション能力を、そして論文試験では自身の考えを文章に落とし込むスキルを見られます。
最終合格までの筆記試験、そして人物試験を通じて、人柄と熱意を十分に吟味して採用したい狙いがあります。
堺市は年々、面接試験に重きが置かれているので日頃からハキハキと話をしたりするよう心掛けて、常に面接試験を意識しましょう!
堺市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.15】神戸市役所
兵庫県の神戸市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 152万人 |
政令市になった年 | 1956年 |
区の数 | 9 |
3次試験まで行われるのが神戸市役所の採用試験の特色です。
最終合格までにありとあらゆる試験でふるいにかけられるので、神戸市役所は日本でもトップクラスに難易度の高い採用試験と言えます。
最終合格までの2度の個別面接とグループワークでコミュ力を、そして筆記と論文では学習能力の高さを見られます。
神戸市は日本を代表する都市なので、近隣からも受験者がたくさん集まり、大変人気の自治体となっています。
神戸市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.16】岡山市役所
岡山県の岡山市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 72万1000人 |
政令市になった年 | 2009年 |
区の数 | 4 |
3次試験まで行われるのが岡山市役所の採用試験の特色です。
最終合格までにありとあらゆる試験でふるいにかけられるので、岡山市役所は日本でもトップクラスに難易度の高い採用試験と言えます。
最終合格までに実施される数々の人物試験を通じて、岡山市役所は「自治体に貢献できる熱意のある人材」を採用したい狙いがあります。
岡山市は採用人数がそれほど多くないですが、倍率も低めなので頑張りがいがありますね。
岡山市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.17】広島市役所
広島県の広島市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 119万8000人 |
政令市になった年 | 1980年 |
区の数 | 8 |
3次試験まで行われるのが広島市役所の採用試験の特色です。
様々な試験でふるいにかけられるので、広島市役所は日本でもトップクラスに難易度の高い採用試験と言えます。
2度の個別面接と集団討論を通じてコミュニケーション能力を、そして筆記と論文試験では基礎学力を吟味されることになります。
広島市は平和都市として有名なので、より一層「倫理感のある人材」を採用したい思いの強い自治体です。
広島市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.18】北九州市役所
福岡県の北九州市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 93万7000人 |
政令市になった年 | 1963年 |
区の数 | 7 |
2度の面接試験で人柄と熱意を吟味されるので、しっかりと自身の強みをPR出来るかどうかが重要になってきます。
北九州市役所は面接試験や論文試験を通じて、「北九州市をより良くしたい!」という熱い思いのある人を採用したい狙いがあります。
北九州市は採用人数が少なめなので、競争率は高くなりがちな傾向にあります。
北九州市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.19】福岡市役所
福岡県の福岡市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 160万2000人 |
政令市になった年 | 1972年 |
区の数 | 7 |
2度の面接試験でコミュニケーション能力をチェックされるので、しっかりと事前の準備が行えるかどうかで合否が決まります。
福岡市役所は面接試験や論文試験を通じて、「福岡市をより良くしたい!」という熱い思いのある人を採用したい狙いがあります。
福岡市は大都市の割に採用人数が少なめなので、合格への道のりは険しくなっています。
福岡市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
【No.20】熊本市役所
熊本県の熊本市役所です。
まずは基本スペックから。
人口 | 73万9000人 |
政令市になった年 | 2012年 |
区の数 | 5 |
合計3度の人物試験でコミュニケーション能力をチェックさるので、しっかりと自己PR出来るかどうかが合否のカギとなります。
熊本市役所は面接試験や論文試験を通じて、「熊本市をより良くしたい!」という熱い思いのある人を採用したい狙いがあります。
熊本市は割と採用人数が多いので、狙い目の自治体と言えますね。
熊本市役所の評価
試験難易度 | |
採用人数 | |
倍率 | |
給料水準 | |
総合評価 |
政令指定都市の採用試験まとめ
本記事は、【公務員試験】政令指定都市の採用試験まとめ【全20都市】について書きました。
一言に政令指定都市といっても、試験内容はさまざまで、採用人数も異なります。
筆記試験の勉強をするのも大事ですが、記事内で申し上げたとおり、ほぼ全ての自治体で面接試験による「人柄と熱意の重要度」が増しています。
なので、合格したいなら全力で面接対策をすることをオススメします!
本記事で紹介した政令指定都市の公務員であれば、定年まで安定して働けて給料水準も良いので、悪くない就職先だと思います。
あなたが「ぜひとも働きたい!」と思える自治体を見つけてくださいね。
政令指定都市の採用試験まとめ記事
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